フォト
2020年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ

« 蒼国来の解雇無効判決 | トップページ | ネオ・ネオ・コーポラティズムの提唱? »

2013年3月27日 (水)

解雇規制緩和―「いいとこどり」は困る@朝日社説

本日の朝日社説は、この問題を見事に過不足なく解説しています。

ほとんど私が書いたみたい(笑)

http://www.asahi.com/paper/editorial.html?ref=com_top_pickup#Edit1(解雇規制緩和―「いいとこどり」は困る)

 

 雇用ルールの見直しは、働く側が一方的に不利にならないよう十分な目配りが必要だ。

 正社員でも、きちんとお金を払うことで解雇しやすくする。そのかわり、再就職もしやすい社会にする――。安倍政権のもと、規制改革や産業競争力をテーマにした会議で、こんな提案が出ている。

 競争力を失った業種から、将来性のある産業へと労働力を移し、経済を活性化する。正社員と非正規雇用との格差を是正する。そんな狙いを掲げる。

 背景には、日本では正社員の解雇規制が厳しいという経営者側の認識がある。

 欧米では特定の仕事を前提に雇われることが多い。その仕事がなくなれば整理解雇はやむをえない、と認識されている。

 だが、日本では大企業を中心に、どんな仕事をさせるか決めずに新卒を一括採用する。その後は会社の都合で仕事を与え、転勤させる。社員側も今の仕事がなくなったら、別の仕事に回ることを期待する。

 こうした実態を踏まえ、日本の裁判所は解雇にあたって、会社側が配転や出向など雇用を続ける努力をどこまで講じたかを問うてきた。

 それは半面、正社員は「何でも屋」として、長時間労働もいとわないのが当たり前という風土をつちかってきた。

 一方、正社員の雇用を安定させる調整弁にされてきたのが非正規の社員だ。正社員が守られてきたのは大企業だけで、中小・零細企業では理不尽な解雇が横行してきた実態もある。

 解雇規制を緩めるなら、二極化した雇用の間で、もっと多様な働き方が必要だ。

 たとえば勤務地や職種が限定された新しい形の正社員を活用する。それなら「雇用に期限はないが、仕事がなくなったら解雇」というルールにも納得がえやすく、会社側が正社員雇用に前向きになるかもしれない。

 さらに、非正規から正規へとステップアップできるルールを整備する。新しい仕事へと移るための職業訓練や、その間の生活保障を充実させる。

 解雇規制の緩和は、そんな仕組みづくりが大前提だ。

 日経連(現・経団連)が95年にまとめた「新時代の日本的経営」では、幹部候補の正社員、雇用柔軟型の非正社員の間に、高度な能力を活用する専門職を位置づけた。

 ところが、能力を生かした働き方は増えず、雇用の不安定化ばかりが進んだ。会社側の「いいとこどり」だけの改革なら、日本再生は望めない。

(追記)

やはり、そういう感想が・・・

http://tomohatake.blog.fc2.com/blog-entry-17.html(道に迷ったら元へ戻ろう。)

今朝、朝食をとりながら広げた朝日新聞の社説『解雇規制緩和・・「いいとこどり」は困る』。最近のメディアにしてはめずらしく「正調」である。コンパクトにしてズバリ的を得た論理性。まるで濱口桂一郎先生が書いたのか(笑)と思わせる筋書き。ひと段落してhamachanブログを開くと、先生も「俺が書いたかのよう(笑)」と称賛されていて本当に笑ってしまった。

« 蒼国来の解雇無効判決 | トップページ | ネオ・ネオ・コーポラティズムの提唱? »

コメント

雇用の流動化を阻んでいるのは
労働基準法などの「法的」なものよりも

年齢、性別をまず見るような採用慣習などの
「法的でない」モノのほうが大きいと思うのです。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 解雇規制緩和―「いいとこどり」は困る@朝日社説:

« 蒼国来の解雇無効判決 | トップページ | ネオ・ネオ・コーポラティズムの提唱? »