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2013年3月31日 (日)

『労働力媒介機関におけるコミュニティ・オーガナイジング・モデルの活用に関する調査』

YamazakiJILPTの諸外国に関する報告書『労働力媒介機関におけるコミュニティ・オーガナイジング・モデルの活用に関する調査』がアップされました。

http://www.jil.go.jp/foreign/report/2013/2013_0328.htm

本資料は平成24年度に実施した「労働力媒介機関におけるコミュニティ・オーガナイジング・モデルの活用に関する調査」で行ったインタビュー・レコードを取りまとめたものである。本調査は平成22~23年度に実施したアメリカの新しい労働組織とそのネットワークに関する調査を受けて実施したもので、これまでに訪れた組織の数は平成24年度に新たに加わった12箇所をあわせて42箇所となった。

「アメリカの新しい労働組織とそのネットワークに関する調査」が明らかにしたのは、機能不全に陥りつつあるアメリカの労使関係システムを現代の社会に適合させるためにそれらの組織が努力する姿であった。そして、その背景にはコミュニティ・オーガナイジングという、日本の、とくに労働分野においてあまり紹介されてこなかった手法が重要な役割を担っているということを当機構の調査がおそらく日本ではじめて紹介したと思われる。

そのコミュニティ・オーガナイジングにおいて重要な役割を担っている組織を中心にさらに深く調査した成果が本資料である

ということで、本ブログで何回か紹介してきている山崎憲さんが中心になってやってるアメリカ労働運動研究の産物の一つの資料集です。

http://www.jil.go.jp/foreign/report/2013/pdf/2013_0328.pdf

執筆担当者
遠藤公嗣 明治大学経営学部教授
筒井美紀 法政大学キャリアデザイン学部准教授
山崎憲 労働政策研究・研修機構 主任調査員補佐
米澤旦 東京大学大学院
岩田敏英 労働政策研究・研修機構 調査員

いろんな話が雑多に詰め込まれていますが、ざっと見て面白かったのは、SCMW! (South Central Michigan Works! )のインタビューの最後に出てきた「逆就職フェア」。

◆逆就職フェア
SCMW! の訓練終了者を対象に、適時、逆就職フェアを開催している。この逆就職フェアが通常のものと異なるのは、求職者が使用者のブースを回るのではなく、求職者の職業訓練の成果を使用者に見てもらう方式を採用していることだ。例えば溶接コースの訓練は6-8 週間かけて実施されるが、その訓練終了者が訓練成果の作品を展示し、使用者はその作品の確認、および面接などを通じて採用活動を行う。このフェアによって、SCMW! のスタッフの説明によれば「ほとんどの者が就職できる」。

へえ。

(参考)

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-e0e1.html(山崎憲『労働組織のソーシャルネットワーク化とメゾ調整の再構築』)

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/post-0914.html(『アメリカの新しい労働組織とそのネットワーク』)

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-81d5.html(遠藤公嗣,筒井美紀,山崎憲『仕事と暮らしを取りもどす ― 社会正義のアメリカ ― 』)

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