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日本人の人生は極端な生き方以外ないのか@松本孝行

アゴラに、松本孝行さんが「日本人の人生は極端な生き方以外ないのか」を書かれています。

http://agora-web.jp/archives/1521898.html(日本人の人生は極端な生き方以外ないのか)

これが、まさに下のエントリで述べた、「中間」だの「准正規」だのと卑下するような言い方をされている働き方こそがごくごく普通の働き方なんじゃないの?という話と通底する問題を提示しています。

十数年前は「いい大学に入って大企業に入れ」といい、そして今は「海外に行ってキャリアアップしろ」と言いますが、日本の若者はそれ以外の生き方はないのでしょうか。まるで日本人の若者が幸せで生きるためには、一本道以外にはない、そう言っているような印象さえ受けます

極端な生き方のみが称賛される社会は閉塞感を強めます。

・・・・

私には「海外へ行き経験を積め」と言う識者の方々は昔の「いい大学に入っていい会社に入れ」と言っている人たちと、なんらかわりはないと思います。もっと色々な生き方があるはずなのに、なぜ自由な人生を狭めるようなことをいうのでしょうか。

もしかするとこの日本を取り巻く閉塞感を生んでいるの原因の一つは「海外に行け」と言う識者の方々なのかもしれません。

疑似エリート的な「正社員」になるか、しからずんば何の権利もない非正規しかないぞ、さあ、おまえはどうするんだ、と極端な二者択一を迫る日本の労働社会が、まさに「閉塞感を生んでいる」のではないか、という疑問は、しかしながら何の制約もなしに会社が使える正社員のみが唯一正しい生き方だと信じてやまない人々の脳裏には浮かぶことはないのでしょう。

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コメント

取り上げていただきどうもありがとうございます。

今回のエントリーはどうも最近のグローバル化によって、あまりにも「海外!海外!」という声が強く、海外に行く以外の選択肢はないとも思えるような言説の反論で書かせてもらいました。

たまに取り上げて頂いていうエントリーを見つけたときは、拝読させて頂いております。
すべての意見が同じではありませんが、今後ともよろしくお願いします。

投稿: 松本孝行 | 2013年3月 2日 (土) 09時31分

以前、拙著を取り上げていただいたときにも、本ブログでコメントさせていただきました。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-3894.html

松本さんは、わたくしの説明には特に異議はないようですが、わたくしの結論にはきわめて否定的です。

これからも、ご批判のほどお願いします。

投稿: hamachan | 2013年3月 2日 (土) 20時46分

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