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2013年2月 3日 (日)

映画『Workers』

ワーカーズコープから映画の鑑賞券をお送りいただいていたので、昨日東中野ポレポレに見に行きました。

成果主義・効率優先・格差・貧困がすすむなか、働くことに生きがいを持てない時代。それでも国は経済成長を最優先課題として拡大再生産を繰り返し、グローバル化に突き進んでいます。 働く場を求めても他人と比べられ、選別され、未来への希望が見出せなくなっている若者たち。いつどうなるかもわからない非正規雇用の蔓延。 そして居場所さえ失う人たちと、大きな不安が私たちを覆っています。このような時代、私たちは何を求め、未来をみつめていくのでしょう。世の中のめまぐるしい変化の中で、あらためて人と人、地域、社会との結びつきを再生することが求められています。
 自分たちの明日を自分たちで耕しはじめている人々がいます。ワーカーズコープ=労働者、使用者という区別はなく、経営方針から具体的な仕事まで、一つ一つをみんなで決めていく…ちょっと面倒臭い、けど、てんてこ舞いしながら話し合いを繰り返すなかで、「イキガイ」や「キズナ」が育まれます。  どこかにある桃源郷ではなく、いまいるところで、地域の人と支え、支えられ、未来を耕し、培うもの…地域の中に溶け込んで、こころを合わせ、力を合わせ、助け合って働いていく。そこには新しい時代にむけてのかすかな光への芽生えがありました。

ということで、一言で言えばワーカーズコープの宣伝映画ってことになるわけですが、実はそういう意味では必ずしもできが良いわけではない。つうか、この映画を見終わっても、

一人一人が出資し、平等な立場で事業、経営に参加できる働く者の協同組合。つまり各々が経営者であり労働者。地域に必要とされている仕事を協同の力でおこし、必要な資金も自らで集め、事業計画、報酬等全てを合議制で決め、全員が経営にも責任を持つ。協同組合の理念・原則のもとで社会連帯を求める「協同労働の協同組合」です。

という理念のすばらしさがそれほど伝わってくるわけではない。でも、それはむしろ監督としては意図的なんではなかろうか。むしろ、スカイツリーの足下の下町の地域社会のつながりが結構濃厚に残っているところが非常に印象的なので、そういう意味では、良くできているんですよね。

でてくる児童館にしても、高齢者施設にしても、介護施設にしても、それ自体というよりも、地域社会とのつながりに重点を置いて描かれています。

興味深かったのは後半に出てくる介護施設のあゆみケアサービス。もともと家政婦紹介所だったのを、介護保険法施行とともにワーカーズコープに加入したそうですね。一方で、労働者供給事業として労働組合化しているところもあり、そして大規模に参入してきた企業もあるわけです。

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