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2013年2月25日 (月)

radiomikanさんの拙著書評

112483ツイートは何回か引用させていただいたことのある「radiomikan」さんが、「みかん色の空」というブログを開設され、その記念すべき第1回目の記事に、わたくしの『日本の雇用と労働法』の書評を書いていただきました。ありがとうございます。

http://radiomikan.hatenablog.com/entry/2013/02/25/213534

本ブログの記念すべき第一冊目にはこの本をチョイスしてみました。

読んだ感じとしては、いい意味で教科書的で手堅い、という感じです。日本型雇用システムと労働法制が判例を交えて語られるので理解が深まります。

はい、それは、前書きに書いたように、法政大学社会学部の学生さんたちに講義するために書いた教科書ですから。

法学部の学生みたいに条文と判例を並べ立てられることには慣れていない、それより社会の仕組みについて興味を持っている方々に、興味を持っていただきながら授業するにはこんな感じかな・・・と思いながら書いたものですので。

それでも、いささか法学部的法律論が突出してしまっているところがいくつかあって、多分、らぢおみかんさんが躓いた

ただ、読んでいて「なんだこりゃ、難しい…」と思ったのが、35~45頁のあたりですね。この「雇用契約」のあり方は一度読んだだけでは、正直よくわからなかったです。何度も同じ場所を読み返すうちに、だんだんわかってきた、という感じでした

のあたりはそうなんですね。まあ、このあたり、法学部的密教と現実社会の顕教がだいぶ乖離しているところだからでしょう。労働者は社員じゃないってあたりもそうですが。

顕教の世界に生きている人に本気で理解させようとすると、多分この数倍の記述が必要になるのだと思います。

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