おとぎばなし
https://twitter.com/konno_haruki/status/305145793256493056
よく「退職」という行為が、結果的には経済原理によって、不法企業の営業を圧迫し、職場環境を改善するなどというおとぎばなしをきく。
確かに良く聞きますね。
本ブログのエントリにも、そういうツイートがされたりしてます。
https://twitter.com/xev_ra/status/304407801122398210
会社にとって優秀な社員は貴重な財産。優秀な社員を切れば痛いのは会社。だから気に入らないからという理由だけで優秀な社員を切る会社は競争原理で淘汰される。解雇など自由にできる方が社会は健全化する。
https://twitter.com/usi4444/status/304645689470771202
現実に存在しているものを思考実験で否定するのはいかがなものでしょうか?
https://twitter.com/xev_ra/status/304738655623327745
否定などしてない。あっても構わないと言ってる。なぜならそういう企業は淘汰されるから。ネットも発達した今、酷い事する企業は生き残れない
「淘汰される」とか「生き残れない」ってのが「思考実験」だといわれているのが理解できない、経済学の初等教科書脳の実例。
現実世界において、そういう企業が労働市場の競争原理とやらでつぶれた実例を出さないと反論したことにならないという回路が脳内にないのでしょう。
逆に、労働の世界でブラックという評判が立てば立つほど、財・サービス市場で良い企業だと褒め称えられ、業績がどんどん上がっていっている実例は、いっぱいありますけど。
もちろん、それは常夏島の中の人のいうとおり、それを是とするわれわれ日本人の行動が支えているわけですが。
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-6962.html(自分はやってないくせに他人に求める人が増えまくるとき、世の中のブラック労働的な傾向は加速していく)
大変分かりやすい構図で、いま日本社会で起こっている事態を説明してくれています。
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» ブラック企業が儲かる理由を初等経済学で説明する [ニュースの社会科学的な裏側]
労働問題が御専門の濱口氏が、退職や解雇が不法企業を淘汰すると言うのはおとぎばなしだと言っている*1。 [続きを読む]
レアケースですが
近々でも介護とか建設でままあるみたいっすよ
人材不足の介護事業者に破産手続き
http://www.cabrain.net/news/regist.do;jsessionid=0D0E260215D11457900B6E4CF5804666
これについても、佐々木弁護士の言うとおりかと思いますが
https://twitter.com/ssk_ryo/status/304743552171245569
投稿: Dursan | 2013年2月24日 (日) 08時08分