労働者の賃上げの第一次的責任は労働組合にある
労働弁護士水口洋介さんが、浜田宏一、松尾匡両氏の著書について論評しつつ、その最後で労働組合にややきついコメントを。
http://analyticalsociaboy.txt-nifty.com/yoakemaeka/2013/02/post-c07e.html(アベノミクス 「アメリカは日本経済の復活を知っている」(浜田宏一著)と「不況は人災です」(松尾匡著))
■労働者の賃上げの第一次的責任は労働組合にある
ヨーロッパの社会民主義(ママ)政権だと、こういうときには、政労使の円卓会議を開いて、賃上げについての合意を呼びかけるでしょうね。民主党はそれさえできず、決めたのは増税だけ。
安倍首相は、経営者団体に、労働者の報酬を増やすように要請しました。なかなかやりますね。
労働者の賃上げに、もっとも責任を負っているのは、労働組合でしょう。政府が、民間労働者の賃上げを直接、命令できない以上、労働組合が、ストライキをくんで賃上げを要求しなければなりません。
それもしないで、アベノミクスを非難する労働組合って、どうでしょうか?
「どうでしょうか?」と口当たりは柔らかいですが・・・。
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