「追い出し部屋」コメント@『週刊現代』
本日発売の『週刊現代』2月16・23日号の記事「パナソニック、シャープだけではありません 「追い出し部屋」 追い出す方も追い出す方なら、追い出される方も追い出される方」において、私のコメントが載っております。
電機・情報ユニオン書記長森英一氏、鵜飼良昭弁護士、徳住堅治弁護士などのコメントが並ぶ一方、冷ややかなコメントも連ねられています。そして、記事の最後に:
最後に労働政策研究・研修機構の濱口桂一郎統括研究員がこう語る。
「仕事がなくなった人は解雇していいというのが諸外国の常識ですが、日本では整理解雇はよくないので、会社は仕事のない社員にも仕事を見つけてやらなければいけないという考えが主流になっている。
加えて米国などではレイオフ(一時的な解雇)が当たり前で、業績が回復すればレイオフした社員に戻ってきてもらうということをきちんとやっているが、この考え方が日本にはない。その代わり日本では解雇を回避するための人事権が企業に広く認められていて、社員に何を命じても許されるようになってしまっている。
こうした日本のねじれた制度や考え方が、結果として『追い出し部屋』のような中途半端なものを生んでしまっている。そのような背景を理解することなく、この問題を論じても意味がないということを言っておきたいと思います」
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