「会社に追い出されない」@『AERA』3月4日号にコメント掲載
朝日新聞の週刊誌『AERA』の3月4日号の巻頭記事に、「社員追い出し最新悪質手口」というのが載っていますが、
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=14694
その中に、私のコメントが引用されています。
私の発言は、記事のメインである大企業の追い出し手口ではありません。
・・・これまで紹介した事例はあくまで大手企業の追い出し手口だ。中小企業では、そんな手間も時間もかけない理不尽な首切りが横行している。「店長から『俺的にダメだ』という理由で解雇された」「『退職しなければパートにする』といわれた」。労働局の斡旋事例を分析し、労働政策研究・研修機構がまとめた「日本の雇用終了」には、信じられないような中小企業の解雇の実例が並ぶ。裁判になればまず認められない、「態度」を理由にした解雇が多いのも特徴だ。
政府の規制改革会議・・・では、経営側の強い要望である「解雇規制の緩和」が主要課題に挙がる。だが、先の調査を担当した同機構の濱口桂一郎・統括研究員はこう警鐘を鳴らす。
「議論を慎重にしないと、中小企業で見られるような企業本位の安易な解雇が大企業にも広がりかねない」
最後の台詞の「企業本位の安易な解雇」というのは、若干微妙に私が言った趣旨と違うような気がしますが、まあ、おおむねはこういう話です。
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