むかしむかしのエントリをめぐって
本ブログのむかしむかしのエントリが、思いがけずradiomikanさんとsumiyoshi_49さんの対話に出てきて、改めて自分でも読み直してしまいました。
http://twitter.com/radiomikan/status/292660509457674242
す:だから40年前に学生運動でマルクス主義にかぶれた人は、自ずと現在は「市場競争の最前線で戦っている経営者をまず優遇すべきだ」「競争のない公務員の待遇は高すぎるのではないか」という考え方になる。今の構造改革派は昔の社会主義者。構造改革という言葉自体が元々左翼系の用語だけど。
ら:江田三郎でしたよね「構造改革」という言葉を使っていたのは。彼は社会党にいたものの、後に党を割ってしまいましたが…
す:昔hamachan氏がネットリフレ派と激しく喧嘩しているときに詳細に解説されてましたね。
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_b2d6.html(構造改革ってなあに?)
ら:濱口桂一郎先生のブログはいつも参考にさせてもらっていますね。このエントリーも今でも読まれるべき内容だと思います。
す:自分も不勉強なもので構造改革が左翼用語だったというのはこのエントリで知りました。何か妙な人間の好き嫌いや視野の狭い政策論で濱口氏に謙虚に学ぼうとしない経済系の人たちは、実にもったいないことをしていると思います。
ら:僕はいわゆるリフレ派に属するスタンスではあるんですが、濱口桂一郎先生のブログは時折耳が痛くなりながらも、それでも耳を傾けるべき提言があると思いますね。仰る通り、ちょっとした好き嫌いでシャットアウトしてしまうのは勿体無いことだと思います。
些末な立場の違いを超えて、広く学ぼうとする心を持った、こういう方々の存在が、日本の知的世界を少しずつでも良くしていくことを信じたいと思います。
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