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2013年1月 7日 (月)

まともな左派の悩み方

労働弁護士の水口洋介さんが、「夜明け前の独り言」で、

http://analyticalsociaboy.txt-nifty.com/yoakemaeka/2013/01/post-2a4e.html(”アベノミクス”とP・クルーグマン「さっさと不況を終わらせろ」)

安倍晋三総理の経済政策は、デフレ不況脱却のための金融大幅緩和とインフレターゲット2パーセント、そして、国土強靭化と銘打った公共事業の拡大です。これってまさに、ケインズ政策であり、左派の経済政策ですよね。

・・・アメリカ民主党左派の論客であり、ノーベル賞経済学者のP・クルーグマン氏の政策と安倍晋三総理の経済政策が一緒なんでね。

・・・失業問題や不景気を克服するには、安倍内閣の経済政策の成功を願いたいところですが、右派政権の下での「憲法改正」と「国防軍」化は願い下げな私としては、悩ましいところです。

と、悩んでいます。

まともな左派は、つまりリベサヨでなく、労働者の雇用と生活の向上を何より大事に考える左派は、こういう風に悩まなければなりません。

左派の代表格のような顔をしてしゃしゃり出たがる人々に限って、こういう悩みをほとんど持っていなさそうに見えるところが今日の日本の大きな問題なのでしょうけど。

ちなみに、

ちなみに、当時のドイツでは、ヒルファルディング大蔵大臣(ドイツ社会民主党員で「金融資本論」を書いたた著名なマルクス主義者)が均衡財政を行っていたのです。

74578というあたりについては、本ブログでさりげなく(ウソつけ)岩波書店に復刊を慫慂したこの本の記述がとてもためになります。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-7008.html(『ヨーロッパ労働運動の悲劇』を復刊して欲しい)

岩波書店の中の人が見てたら、是非一度書庫から取り出して、半世紀以上前に出版された本書を読んでみて、今の時代に何らかの示唆を与えるものであるかどうか検討してみて欲しいと思います。

・・・経済学の専門家であるヒルファーディングは、高度に発展した資本主義経済の複雑なメカニズムに強い印象を受けたので、彼はそれに対するほとんど全ての干渉を危険なものと考えるに至った。すなわち彼は、マンチェスター派の自由主義者に接近していった。彼は、イギリスでスノーデンが演じたと同じ役割を演じ、恐慌中に提案された繁栄の回復を早めるための多くの計画を拒絶した。そのような努力は、よくいってさらに悪い経済的破局の道を用意するに過ぎないと確信してであった。・・・

(追記)

ちなみに、全く逆の立ち位置から、しかしながら同じような認識枠組みに立って、ものを語るとこういう風になるという一つの実例。

http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51832307.html(暗愚の保守主義)

安倍氏は「保守主義」を自称しているが、日銀にインフレ目標を強要し、財政政策を拡大しようとしている。海外では、こういう介入政策を主張するのはクルーグマンのようなケインジアンで、保守派はFRBの過激な緩和政策に反対している。安倍氏が内閣府参与に迎えるといわれる浜田宏一氏のようなオールド・リベラリストがケインズ的な介入主義を主張するのはわかるが、安倍氏が大きな政府を主張するのは、保守主義を根本的に取り違えているからだ。

こういうのを逆裏対偶っていうんだっけ?

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コメント

まともな左派はヒルファディングのように資本主義経済の下で大蔵大臣という地位についてはダメである。資本主義崩壊のそのときまで余計なことをせずに落ち着いて待つことにしよう、ということになるのかどうか。

ちょっと勘違いしているかと?安倍氏に限らずクルーグマンやケインズも、デフレ下(懸念の強い)の状況では、大規模な金融緩和と財政出動を推進する対デフレ政策を主張しているだけの話です。インフレ傾向になった場合は普通に金融引き締めと緊縮財政に転じるだけです。

ですから現状でも将来的なインフレターゲットを宣言しているではありませんか。そもそも経済政策に左派も右派もありませんよ。

政治家から観た「経済」と経済学者から観た「政治」が合致する方が不自然いといった方が自然だというのは言い過ぎでしょうか。

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