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2013年1月 4日 (金)

リフレ派は間違っても社会政策に意見するな@甲山太郎&熊沢透

岩手で津波に被災されたhahnela03さんについては本ブログでもかなり紹介してきましたが、その新年の挨拶エントリに、甲山太郎さんと熊沢透さんの掛け合い漫才風のおもしろいツイートが引用されていましたので、一部をこちらにも引用。

http://d.hatena.ne.jp/hahnela03/20130104/1357267269(あけましておめでとうございます)

甲山太郎@kabutoyama_taro
そもそもリフレ派なんてのは日銀と財務省だけ批判してればいいのであって、もしリフレ派がそれ以外に対して何か一言でも批判的言辞を吐いたらそれは直ちに逸脱にして越権行為なんだよね。リフレ派は仮に叩かれようと黙って成長率にだけ専心すればいいのであって、間違っても社会政策に意見するな。
11:51 1月1日(火)

熊沢 透 @kumat1968
うははははは! QT @kabutoyama_taro リフレ派は仮に叩かれようと黙って成長率にだけ専心すればいいのであって、間違っても社会政策に意見するな。

甲山太郎 @kabutoyama_taro
@kumat1968 いやほんと、経済成長が再分配の前提だというのは当然ですが、だからといって「経済成長してるから働かなくてもいいぞーw」と言う人はおらんでしょう。リフレと社会政策とは「レイヤー」が異なるのだと彼らが言うのなら余計、社会政策に口を挟むのはカテゴリーミステイクです。

熊沢 透 @kumat1968
@kabutoyama_taro リフレの前提条件として社会保障給付の仕方と人の雇い方・賃金の払い方に言及すると、残念ながらたいていとんちんかんな議論になっていますね。

・・・・・・

うははははは!

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コメント

この、実質的内容がもっぱら甲山太郎さんと熊沢透さんのやりとりであり、私の付加価値は「うははははは!」という6ないし7文字であるエントリに対して、執拗に毒を吐き続けている御仁がいるようですが、

いやもちろんこの私にひたすらうんこを投げつけたいという暗い欲望は痛いくらい伝わってきますが、そのうんこが投げつけられている対象コンテンツは、残念ながら上記二人の社会学者ないし社会政策学者の発言なのであってみれば、

そのうんこ投げ行為がもたらすものは、リフレ派という連中は、見境なしに人にうんこを投げつける輩なのであるなあ、という冷静な認識をより広い範囲の人々に広げることでしかないように思われるのですが、

同じリフレ派の“同志”として肝胆相照らす方々は、私に対するうんこ投げの意図自体はともかくとして、それが実際に投げつけられている対象の人々に対して、なにがしか言い訳をする意欲はないのでしょうかね。

少なくとも、リフレ派の“大義”を広い範囲の人々に、とりわけ社会政策関係の人々に説きたいのであれば、何か一言あってしかるべきだと思いますよ。

なお明日の社会政策学会の報告のために、今日は岡山に参ります。

https://twitter.com/alicewonder113/status/520348350365712384">https://twitter.com/alicewonder113/status/520348350365712384


「リフレ派は社会政策に意見するな」に対する熊沢氏の「うははははは!」を繰り返しているのだから、一見このやりとりを支持しているように思えるけど、全体を引用枠にくくってそこに「うははははは!」と書いているから全部を一笑に付しているようにも

https://twitter.com/magicaltina/status/520348792520855552">https://twitter.com/magicaltina/status/520348792520855552


カブトヤマさんは変なことを言うことが多いのですが、「りふれは」に対する批判は正当と思われます。田中の馬鹿が噛みついているのがいい証拠。

https://twitter.com/alicewonder113/status/520349174869397505">https://twitter.com/alicewonder113/status/520349174869397505


というか逆で、社会政策を言う人はリフレを主張した方がいいという…わたしとしてはそういう感覚ですが

確かに甲山太郎さん(現社虫太郎さん)は時々変なことをいいますが、上の発言自体をきちんと読めば、
リフレ派は厳密にリフレ政策だけを語っていればいいので、それ以外のことにくちばしを挟むな、といっているだけであり、
リフレ政策それ自体を何ら否定していないのみならず、おかしなりふれは批判に対してやたらに「リフレ以外は様々な意見なんだから云々」という下手な言い訳にまさにぴったりと寄り添った発言であることがわかります。

これに逆上するということは、即ち自ら、厳密な意味でのリフレ政策以外のことども(ここでは具体的には社会政策)にくちばしを挟んで「うははははは」と批判されて逆上しているということを意味するわけですね。

一知半解のリフレ派流社会政策を批判するな、といわれて納得する専門家は一人もいないことだけは確言できましょう。

上の甲山・熊沢両氏のやりとりはそういうことですよ。

ありすさん、ちゃんと読めましたか?

濱口先生の報告、明日ですよ。

すでに報告も終わり、大会から帰ったあとですが、一応上のコメントを修正しておきました。

しかし、会場に入ったら、開口一番上の日付の間違いを指摘されたのにはびっくりしました。
みんな結構見てるんですね。


このエントリをネタに、ありすさんが御自分のブログでこう書かれていますが、

http://alicewonder113.blog.fc2.com/blog-entry-61.html">http://alicewonder113.blog.fc2.com/blog-entry-61.html(悩みは深まる)


もう一つ、hamachan先生に指摘されて難しいなと思ったことは、リフレ派であってもいまひとつ人種差別がらみの知識だとか、労働規制に関するワキが甘かったりする人々に関してどう考えるかということだ。リフレ以外のところで考えていることや、価値観などで、対立する場合、リフレに関する知識の引用も憚られるだろうか。

だからそれは、何をトッププライオリティとしているか次第でしょうね。

世の中には、人種差別や労働問題よりもマクロ経済におけるリフレ政策がずっと大事だと思う人もおり、そういう人は二の次三の次の価値観で対立するからといって「憚る」ことはないのでしょうが、言うまでもなくそんな人はごく少数派であって、世の圧倒的多数の人々はそれぞれにそれぞれのトッププライオリティ事項というものがあるのであって、その一番大事な価値観に関わることで露骨に敵対するような人の言葉を、二の次くらいのプライオリティのリフレ政策のためにわざわざ引用するかといえば、やはりそこは「憚る」のが普通でしょう。

上の選択肢のいずれになるかは、もちろんその人のプライオリティ構造によるわけですから、先験的にこうであるべきとかこうでなければならないなどということ自体がナンセンスです。
一般的には、人はそれぞれに様々なプライオリティ構造を有しているという冷静でおとなの認識を持つことが重要となるでしょうね。

なお、こんなにリフレ政策への強い愛好を明示しているありすさんのエントリに対して、やっぱりというか、りふれははいかにもりふれはな反応を示しておりますな。

Ryoさん、もうやめた方が良いですよ。少なくとも、田中秀臣とか黒木玄とかには全然日本語が通じてない。彼らの脳みそには、Ryoさんの問題意識を理解する回路がないと考えた方が良さそうです。

その回路がありそうな稲葉振一郎氏ですら、ナチスがユダヤ人を殺している隣で、ナチスの経済政策の正しさ(確かに!)をなぜ労働組合に説かないのか、お前たちの経済政策が悪かったからじゃないかと、ナチスに破壊された組合事務所を指さしながら説教している風情が漂いますから、リフレ派界隈の精神的磁場はさぞかし大きなものがあるのでしょう。


私の批判というかツイートにも問題があったかなと思います。それは黒木玄さんとのやりとりからは全く得るものがなかったですが、他の方とのやりとりでは考えるものがありました。

「感情的」に本音を言うと、大阪が維新に無茶苦茶にされていて、それに高橋洋一が特別顧問として加わり加担していて、また原田泰が都構想に賛同する記事を出していることに腹が立っていているだけなんです。これはすなふきんさんもおそらく同じだと思います。ただこの怒りは、関西にいないと分からないのかも知れません。

で、そういう人がリフレ派の看板になっている。それを批判せずhamachanやすなふきんやありすさんを批判しているのが腹が立ったわけです。

そりゃ、リフレ政策以外は関係ないし、誰を批判しようが自由です。それを強要するのもおかしいというのは「形式論理的」にはそうです。

ただ自分の子供が悪さをしまくっているのに、他人の家の子供のことばっかり批判しているようなもので、そりゃないだろ、と思っただけです。

それと、歴史修正主義に甘すぎる。これはリフレの論点とは別の論点ですが、「経済政策を説き」かつ「ホロコーストを否定する」政治家なり経済学者がいたとして、欧米で「経済政策だけ評価」して不問にする態度を示すことが許されるとは思えません。これはいまのヘイトスピーチの問題とも関わります。

まあ日本は別だというならそれでもいいですが、スティグリッツやクルーグマンはそんなことはしないだろうなとだけは言いたいです。

ただ、個人的に私の気持ちも分かると理解してくれた方がいくらかおられたので、その点は良かったです。

私にも問題はあったと思うので、頭を冷やして考えてみます。

やりとりを見ている限り、Ryoさんには何の問題もないと思いますよ。

まあ、こうやってよりまっとうな人ほど自省しがちでもともとかなり醒めている頭をさらに冷やそうとする一方で、
よりまっとうではない人ほど自省のかけらもなく意見の違う人を罵り、もともと熱っぽい頭をいっこうに冷やそうとする気配もない、というのが、他の様々な物事にも共通してみられる世の常の現象なんでしょう。

本ブログはすでに7年以上も、そういうたぐいの人やそのイナゴに悩まされ続けてきているので、今更感はありますが、まあ、うんこ投げつけて喜んでいる人々とはつきあわないのが一番です。

それがこの7年以上の経験から学んだことです。

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