日本の誇れるもの、本物の中小企業家@呉学殊
JILPT新年早々のコラムは、労使関係部門の呉学殊さんです。
http://www.jil.go.jp/column/bn/colum0214.htm(日本の誇れるもの、本物の中小企業家)
1991年バブル崩壊以降、低い経済成長、少子高齢化、財政赤字の膨張、社会保障システムの危機、非正規労働者問題、政治のリーダーシップの欠如、若者のビジョンのなさなど、深刻な問題がこの国を覆っている。
私のところには韓国から多くの人が訪れてくる。バブル崩壊の年に韓国から留学に来た私は、来日後の数年間は、韓国の人に誇らしげにこの社会のよさを語った覚えがある。親切さ、豊かさ、平等な社会、相手を尊重する姿勢、秩序正しい、綺麗な町・道等である。当時は、上記の深刻な問題が顕在化していなかった。しかし、1990年代後半から上記の問題が深刻度を増すにつれて、以前、誇れたことにも影が落ち、私の口から出なくなった。この社会の一員として忸怩たる思いがする。
しかし、最近、誇れるものができた。本物の中小企業家が日本には多いことである。私は、2011年から、労使コミュニケーションの経営資源性と課題を探るために、多くの中小企業を訪ね、社長と従業員代表からお話を伺っている。中小企業家同友会という素晴らしい業界団体に入っている企業の社長がいたからこそ、深刻な問題のあるこの社会であるが、今の社会がかろうじて維持できていると確信している。3つの事例を紹介したい。
これは、東京と大阪でやった労働政策フォーラムで呉さんが繰り返し語っていたことですね。
事例のうち最初の山田製作所はフォーラムに登場していますが、次のHSAは先日刊行のJIL雑誌1月号に載っており、最後の拓新工業は初公開ですね。
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