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2012年12月23日 (日)

左翼が「成長」なんて主張したことはない だって!?

いや、赤木智弘さんのような80年代以降のリベサヨしか目にしていない世代の人がこういうのなら、まだ許せるけど・・・。

http://twitter.com/ikedanob/status/282463759841243136

左翼が「成長」なんて主張したことはない。思い込みで適当なこというな。 RT 元々左翼(革新)は科学主義で成長主義だったのにね。。RT : 左翼がなぜ失敗したのか,左翼政党や左翼思想家が成長政策と安定化政策という論点を捨てた時点で命運は

この3法則で有名な池田信夫氏、少なくともご自分のいうところでは、紛争直後の東大で社会科学研究会の部長をやっていたはずなので、そのあまりのあまりぶりに、頭がくらくらします。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-44b0.html(若き日の池田信夫氏)

私の学生時代にも、私が部長だったサークル(社会科学研究会)で、革マルのメンバーが内ゲバで4人も殺された。念のためいっておくと、社研は(東大教授の)吉川洋氏も部長をつとめたアカデミックなサークルで、私自身も党派と無関係だったが、当時は革マルが駒場を拠点にしていたため、中核と革労協にねらわれたのだ。

(追記)

ちなみに、左翼「思想」しか興味がなさそうな東さんの議論とは別に、現実世界の左派の政策という意味で、欧州社会党や欧州労連の政策をいくつか:

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-5bad.html(「成長」は左派のスローガンなんだが・・・)

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-211d.html(「成長」は労組のスローガンなんだし)

80年代以降日本で異様に繁殖したリベサヨという奇妙な思想が、諸外国の左派と言葉が通じない自分を左翼だと思いこんでいる人々を作り出したわけですね。

(こちらも)

http://twitter.com/iida_yasuyuki/status/282405976877961217

今こそ経済成長+弱者への分配って組み合わせの政党とか受けると思うんですけどね 

いや、「今こそ」って、今だって世界中どこでも(日本を除いて)左派ってのはそういうもんなんだけど。

この人も赤木さんと同じで、80年代以降のリベサヨしか知らないんだなあ。思想の歴史的国際的パースペクティブの欠落。

(ついでに)

http://d.hatena.ne.jp/jura03/20121224/p1(扇動のための不当表示としての「リフレ派」 part93)

赤木智弘はともかく、飯田センセなんてクルーグマンを読みつてるだろうから、一般的にはそれは左の政策だって知らないはずないんだよなあ。。。

だから、日本でもまともな左派政党を作れ、社民主義政党を作れって話になるならわかるんだけど、この先生の場合そうじゃないんでしょ、きっと。池信先生もそこのねじれを解消しようという話にしそうにないという点で同じだ。

この現状だから、いくら小選挙区制で二大政党制をやりましょうと言ったってうまくいかないに決まってるんだけど。

クルーグマンいっぱい読んでるまっとうなリフレ派ですら、近視眼的特殊日本的サヨク観から逃れられないというこの宿痾ですかな。

(もひとつ)

「ケインジアン社民主義のバカ左翼で心情保守派」と自称される「sumiyoshi_49」さん曰く:

http://twitter.com/sumiyoshi_49/status/283011854291329025

自分にとって左派政党の失敗は、「成長」を捨ていたことではなく「雇用」を軽視したこと。日本の雇用が劣悪化しているという情報は普通に手に入るようになったのに、左派勢力は相変わらず「脱原発」ばかり。要するに、雇用問題の扱い方がわかっている人が、左派勢力にもの凄く少ない。

http://twitter.com/sumiyoshi_49/status/283013152185126913

自分自身は、ブラック企業家たちも振り回す「成長」という言葉を、文脈抜きで使うことにはやはり躊躇がある。「経済成長を重要性を知らないバカ左翼」みたいな言い方で無意味に誤解や反感を拡散させるより、「経済成長」を「雇用の充実」などと言い直していくべきだと思う。

確かに、まっとうなリフレ派じゃない「りふれは」の手合いの言う「成長」は、社会全体のブラック企業化を狙っているとしか思えないようなニュアンスがぷんぷん漂ったりしてますからね。

でも、そういう「りふれは」風インチキ「成長」が嫌だからといって、反成長論になだれ込んでみたって、いいことは一つもないわけです。

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コメント

左翼は技術文明論の最右翼だったみたいな理解でよろしいんでしょうか

問題は、過去どうであったか、外国でどうであるかではなく、今の日本で左翼が経済成長を主張していない、むしろ嫌悪し憎悪しているという事では?

>WATERMAN1996
>今の日本で左翼が経済成長を主張していない、むしろ嫌悪し憎悪しているという事では?

だからどうしてそこで「左翼」などというザックリした括りで物を語ろうとするのよ、ということをhamachan先生は問題視してるわけでしょ? そのために、わざわざ「りふれは」「りべさよ」って言葉も捻り出してるわけで。

歴史的な経緯を踏まえずに現状分析を試みても、往々にして表層的なレベルに留まってしまうだけで有効な議論にはならないよ、というのはジャンルを問わず変わらない真理だと私は思いますが。

まあ、池田信夫氏側であれ、東浩紀氏側であれ、左翼という言葉が、思想としてはマルクスだのエンゲルスだのレーニンだのといった流れの人々のことしか思い浮かばず、現実存在としては80年代以来の反成長論的なリベサヨな人々しかこれまた思い浮かばないという、極めて偏った認識枠組みを有していることの一つの帰結なのでしょう。

戦後半世紀以上に渉って、持続可能な福祉国家を構築し、維持してきた西欧型社会民主主義という存在は、今の日本では思想としても現実存在としても平然と無視されているという奇怪な現状があるわけです。

黒川滋さんの嘆きも、結局はそこにあって。

http://twitter.com/kurokawashigeru/status/282886398762160128

…一昨日の社会民主主義の再興をめざす集まりも、ネオだかオールドかわからないリベラルを結集軸にしていたなぁ。世界標準の社民を主義者自身が全く理解していないことに頭痛がしました。

12月22日号の週刊ダイヤモンドは、学者・エコノミストが選ぶ2012年「ベスト経済書」が第二特集であった。

1位は、貧乏人の経済学
2位は、「失われた20年」と日本経済
3位は、高品質日本の起源

で、雇用関係では、ほかに、同点9位に、

法と経済で読み解く雇用の世界

だった。夏の東洋経済のベスト10と違い、りふれはの本が1冊もないのが、印象的である。

まともな経済学者たちが、組織票で狡猾に投票するようなりふれはの策謀がなく、ふつうに投票すれば、こういうことではないだろうか。

東洋経済でも1位は、「失われた20年」と日本経済、であったが。

この本では、日本の長期停滞が、日銀のせいにはなっていない。これがふつうの経済学者たちの認識だろう。

>日本で左翼が経済成長を主張していない、むしろ嫌悪し憎悪しているという

共産・社民がそのような主張をしているとは思えないのですが。

小泉内閣のときに、好景気といわれていたのに、実感が伴わないとよくいわれていました。好景気でも賃金の上昇や雇用の拡大がないではないか、という批判ならあり得るでしょう。

もちろん、一方ではjobless recovery がしばらく続いた後でないと賃金や雇用拡大がないんだ、それまでは少し我慢しなければならないとか、日銀の金融緩和が中途半端だからだ、という指摘ももちろんあり得ます。

それと、別段マルクスだって成長が不要などと言っているととても思えない。利潤率の傾向的低下法則は、資本主義の長期傾向法則であって、これと似たことはリカードも言っている。成長率が低落することは新古典派成長論でも言っている。現に、アメリカの2000年代の10年間の平均の、一人当りGDP成長率は1%を切っている。先進国は軒並み低成長の時代です。

1%を切るような低成長でも、雇用や社会保障など再分配の仕組みがうまく回るような社会システムが必要だ、というのが左翼の主張であって、成長が必要ということとは一応別問題。

そもそも論で恐縮ですが、「欧米の常識」を日本の国内に投影してみてここが正しいとか間違ってるってハシャグのは明治以来の伝統なんでしょうか。

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