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2012年12月18日 (火)

連合総研「日本の賃金-歴史と展望-」調査報告書

先に『DIO』で概略が紹介されていた連合総研「日本の賃金-歴史と展望-」調査報告書が、連合総研HPにアップされています。

http://rengo-soken.or.jp/report_db/pub/detail.php?uid=236

本体は:

http://rengo-soken.or.jp/report_db/file/1355818141_a.pdf

総論 日本の賃金─歴史と展望-
はじめに
第1部 日本の賃金の歴史
第1章 賃金とは何か
第1節 賃金の持つ性格
第2節 生計費、事業遂行のためのコスト、労働力の価値はどのように測定・
把握されるか
第3節 賃金にはどのような形態があるのか。その種類と歴史
第2章 年功賃金は、いつ頃生まれ、どのように変化してきたのか
第1節 年功賃金の由来と変遷
第2節 定期昇給制度とベース・アップとは
第3節 なぜ日本では、年功賃金が続いてきたのだろうか
第3章 手当、一時金(賞与)、退職金の歴史と現状
第1節 手当
第2節 一時金(賞与)
第3節 退職金
第4章 賃金は、どのようにして決まるのか
第1節 賃金決定機構の変遷
第2節 賃金を決定する仕組には、どのようなものがあるか
第3節 賃金決定基準
第2部 賃金分析の方法と要求の作り方
第1章 私の賃金は高いのか、安いのか(賃金構造について)
第1節 賃金格差の基本型
第2節 賃金を比較する方法
第2章 賃金要求の作り方
第1節 要求にはどのようなことが必要か
第2節 要求作りの具体的手順と考え方
第3節 賃金制度(体系)を変更する時に考えるべきことは何か
第3章 日本ではなぜ過労死等が生まれ、長時間労働になるのか
第3部 今後の展望
第1章 賃金の社会性
第2章 企業経営と賃金に関する考え方

産業別組合の賃金に関する取り組みの歴史 (掲載順序は連合の構成組織名簿順)
UIゼンセン同盟の賃金交渉について
自治労における賃金闘争の変遷
電機連合の賃金政策と個別賃金決定方式の取り組みについて
JAMにおける賃金に関する取り組みの歴史
鉄鋼労働運動における賃金政策の変遷
情報労連の賃金政策と交渉経過
私鉄総連の春闘

講演録 (掲載順序は講演順)
今、「賃金闘争」を考える――旧同盟の経験から
桝本 純氏(元同盟調査局/元連合総研副所長)
日経連の賃金政策―賃金制度と賃金政策の両側面 成瀬 健生氏
経営面での賃金政策 孫田 良平氏
戦後労使関係のなかの賃金体系――横断賃率論の意義と限界 熊沢 誠 氏

というわけで、連合総研の中野治理さんが書かれた金子良事さんの賃金の歴史をもとにした総論も大変読み応えがありますが、最後の講演録がなかなか重量級を並べていて、面白い。

桝本さんは同盟時代の賃金政策を喋りに来たはずなんですが、冒頭で「近頃の惨状」に対して痛烈な批判をしていて、なかなか面白いです。

・・・日本が戦争に負けていわゆる「戦後」という時代、労働問題というと大変大きな社会問題で、ある意味では治安問題でもあった。政府は必要な対策を打つために、厚生省の一部を独立させて労働省という専門の役所を新たに作ったし、経営側は労務問題を重視して、専門の団体として日経連をこしらえたわけですね。しかし今では、日経連は経団連に吸収されて日本経団連になったし、労働省は厚生省に再吸収されて厚生労働省になって、両方とも姿を消してしまった。政労使三者構成でやっていた対応、三人でジャンケンやっていたと考えればその相手だった「政」「使」の二人がいなくなって「労」一人残され、昔のようなジャンケンやりたくてもやりようがなくなった、それが今の連合かもしれない。そんなふうに考えてみると、「春闘」がなくなるのもむべなるかなという感じがしなくもありません。・・・

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コメント

濱口先生、完全に勘違いです。これを書いたのは中野治理さんですよ。私のはまだ原稿を書いている途中です。取り急ぎ。

やや紛らわしい書き方でしたね。

そもそも報告書のまえがきが紛らわしい書き方なんですが。

そして、労使および賃金研究者による講演や、法政大学兼任研究員である金子良事氏による「日本の賃金の歴史」をテーマとした執筆案内容の検討を進めました。

本報告書は、これらの文献調査や講演を踏まえてまとめた総論と、各産別の取り組みをまとめた産別報告、そして労使および研究者の方々のご講演内容をまとめた講演録で構成されております。

なお、金子良事先生による「日本の賃金(仮題)」の出版へ向けた取り組みも進めており、同書の完成によってこれから労働組合活動に参加される若い活動家にとって生きた参考書になるものと確信しております。

と、報告書の総論自体は連合総研の中野さんの執筆。そのもとになった金子さんの本は、現在鋭意執筆中、ということのようです。

かつては労使ともども向き合うべきなにがしかが、ある程度はっきりしていたというか判ってやっていたのは確かだっただろうと思いますけど、
まぁ、今はもうかなり違っているというか肌感覚でも判らないみたいな次元になってしまった結果の現状のような氣もしないでもないですがいかがでしょう。

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「連合総研「日本の賃金の歴史と展望』調査報告書」」で、hamachanが、「金子良事さんの賃金の歴史をもとにした総論も大変読み応えがあります」と書かれていますが、これは誤解です。 [続きを読む]

» 日本の賃金の歴史と展望 その1 [労働、社会問題]
「連合総研『日本の賃金の歴史と展望』調査報告書」」で、hamachanが、「賃金の歴史をもとにした総論も大変読み応えがあります」と書かれています。 [続きを読む]

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