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2012年12月28日 (金)

ノマドの夢、正社員の夢

Rojyun1782『労働法律遵法』1782号は、

[シンポジウム]均等待遇の実現に向けて-非正規労働者の権利実現全国会議in東京集会=脇田滋+川村遼平+遠藤公嗣+田渕大輔+小野寺義象+中村和雄+中西基

という特集を載せています。

やや、パネラーの言ってることがあっち向いたりこっち向いたりの観はありますが、POSSEの川村さんがいろんな相談のケースを紹介しながら非正規雇用への視点を語っているところは、すでに『POSSE』誌でも書かれていることですが、よいメッセージになっていると思います。

・・・要は、1990年代の初頭にも会社に縛られない自由な働き方としてフリーターがポジティブに打ち出されましたが、その焼き直しがノマドです。

これはどういう図式に基づいているかというと、正社員は安定しているけれども自由ではない。他方で、不安定だけれども非正規は自由なんだという図式です。

ところが、この図式はもう全然通用しません。正社員でも不安定な人はいるし、逆に、非正規は自由というと、正社員以上に会社に縛られている非正規はたくさんいます。・・・

・・・というのも、正社員は、不安定な“義務だけ正社員”になっていて、非正規の人たちは、過労に駆り立てられる“義務だけ正社員”になっています。そういう観点からすると、ある意味、正社員が没落していく流れの中で、正規と非正規の状況は均衡化しつつあります。・・・

正規と非正規の差は、それだけ曖昧なものになっています。ですので、均衡していると言えば、しています。ただ、これは権利を実現する形での均衡ではありません。・・・

なお、この後の遠藤公嗣さんはかなりはっきりと、職務基準の雇用慣行について

・・・日本の正社員と違うのは、経営不振でも経営方針の変更でも理由は何でもいいですが、職務がなくなると、その職務に就く労働者の整理解雇ができます。これは会社の権限です。・・・

と述べていますが、結局、欧米では一番正当な理由の解雇を日本では一番やってはいけないものにしてきたことのツケが、その一番やってはいけないものをやらないことの代償として、欧米ではとうてい許されないようなことを受け入れざるを得なくなってきたということになるのでしょう。これはここ数日のエントリのテーマですね。

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コメント

"逆に、非正規は自由化というと、"

”逆に、非正規は自由かというと、”
 
 でしょうか

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