フォト
2023年1月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

« 40歳定年制あれこれ@『賃金事情』12月20日号 | トップページ | 取りたいけど言えない年次有給休暇の建前と本音 »

2012年12月13日 (木)

デフレ派は左派かね

こういうのを、自分ではまっとうなリフレ派だと称している人々はほっとくわけですか。

http://twitter.com/hidetomitanaka/status/279024194501632003

デフレ派の敗走は、このFRBの失業率ターゲット(インフレ目標付き)によるだけではなく、経団連会長(本音はむしろ左派に近くまるで連合の会長ぽい思想と雰囲気をもつ人)の安倍総裁への「白旗」などで加速化すると思われる。あとは日本銀行の悪あがきがキーポイント。

つまり、こういう人の発想では、

デフレ派=左派=労働組合

ということになるらしい。

デフレ叩きは、左派叩きであり、労働組合叩きである、と。

さあ、(本音は労働組合に近い経団連会長も含めて)左派と労働組合を叩こう、と。

ネット上によく見かける「うよりふ」な人の脳みその中はこうなっているんでしょうが、そういうのをはびこらしておいてほんとにいいの?

つか、今朝の朝日に載ったようなクルーグマンの発想と、180度真逆なんだが、もうそういう理屈の通じる世界ではないのかも知れません。

ヨーロッパでは、欧州社会党や欧州労連といった勢力こそがこういうことをいってるんだよ、なんて話もハナから通じないのでしょうし。

(追記)

と、思ったら、いままで「りふれは」と批判してきた暗黒卿こと高橋洋一氏が、意外にまっとうなことを言っていたので、却ってまごついてしまいましたがな・・・。

http://diamond.jp/articles/-/29321(総選挙を占う!本来なら革新勢力が唱えるべき金融緩和)

欧州の左派政党は雇用確保のために金融政策を活用するようにいう。「欧州社会党」(ヨーロッパの社会民主主義政党の集まり)は、雇用確保のために欧州中央銀行の政策変更を要求している。また、「欧州左翼党」(ヨーロッパの共産党などの集まり)は、金融政策と財政政策が協調して雇用を確保するために、欧州中央銀行を民主的に管理することを求めている。そして、欧州中央銀行の役割として、物価の安定のみならず、雇用の確保も必要とすべきという。

・・・筆者はかつて連合の古賀伸明会長に、金融政策で雇用の確保ができることを話したことがある。同氏はかなり驚いて興味を示していたが、いつの間にか立ち消えになった。筆者は、民主党政権が欧州左派政党のように金融政策を雇用政策の柱として位置づけることを密かに望んでいたが、はかない期待だったようだ。

もちろん、欧州の左派や労働組合は、「金融政策『』も」であって、「金融政策『だけ』」ではないし、いわんや「金融政策『しか』」などではないので、高橋洋一氏のこういう発言には顔をしかめるはずですが。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-8f06.html(「りふれは」の暴言)

いうまでもなく、金融政策「も」広い意味での雇用政策の一部であり、その点の認識において日本のとりわけりべさよ系の人々のセンスに問題があることは、本ブログでも(欧州社会党や欧州労連の政策論を示しつつ)述べてきたところですが、それはいかなる意味でも、金融政策以外の財政政策、労働市場改善政策、社会保障政策、教育政策等々の、広い意味での雇用政策のさまざまな要素を否定するようなものではないこともまた先進国の常識であるわけですが、

http://twitter.com/YoichiTakahashi/status/277565482859655168

雇用政策というが、先進国の雇用政策は金融政策とほぼ同義なのを理解しているのはどの党なのかをみたらいい。金融政策で雇用対策という先進国の常識がないのが日本の痛いところ

「先進国の雇用政策は金融政策とほぼ同義」などという非常識を平然と述べ垂れる「りふれは」の存在が、「金融政策で(も)雇用対策」というそれ自体はまっとうな認識を阻害する最大の要因であることもまた、現代日本の現実であるわけです。

その辺が分からないで、松尾匡さんの言葉をそのまま使っていることがいささか懸念の残るところではあります。

(再追記)

これは批判になっているとでも思っているのだろうか

http://twitter.com/yasudayasu_t/status/279207922511269889

連合の会長ぽい≒既に比較的安定な勤め先のある労働者たちの利益の代弁者(≒日本風の左派?)ってのを欧州なんかのもっと幅広い層の代弁者としての左派といっしょくたにしてもねえ。

連合が左派かどうかというのはそれ自体議論の余地のあることであるのは確かですが、それがいずれであれ、この「うよりふ」氏は、

・・・本音はむしろ左派に近くまるで連合の会長ぽい思想と雰囲気をもつ人

と露骨に罵声を浴びせているんだから、全然援護射撃になっていませんよ。「左派」を極めつけの悪口として使っているんだから。

つか、援護射撃しているつもりもないのかも知れないけど。

« 40歳定年制あれこれ@『賃金事情』12月20日号 | トップページ | 取りたいけど言えない年次有給休暇の建前と本音 »

コメント

りふれはは、金融政策の効果が利くには1年半ぐらいかかるといつもはいっているのに、最近の政治家の主張を肯定するために、金利が2%になったら、すぐに引き締めれば、それ以上あがることはないという。そんな芸当ができるのか?

まったく、非論理的でどうしようもない。

マイルドなインフレが持続的に続くような環境は、「左派」も求めているが、労働者の賃金が実質的に切り下がるような名目金利だけの急上昇は望んでいないはず。

というわけで、その「うよりふ」の現場:

http://togetter.com/li/423277">http://togetter.com/li/423277

君が代、大熱唱なう、秋葉原。

「私はネトウヨじゃない!愛国者だー!」だそうだ。

「日銀の白川総裁を叩き潰せ!朝鮮人を叩き潰せ!インフレを起こせー!」だそうだ。

そして、これへのコメント:

…ここでは一点だけを。リフレ政策とヘイトスピーチを同じ口で語る輩は到底許し難い。

いやまあ、「許し難」かろうがなかろうが、現にネット上でまっとうな「リフレ派」と自称する人々が、この期に及んでもこういうのをこれっぽっちも批判しないんだから、世間的に「りふれは」=「うよりふ」と見られるのは当然でしょう。


コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: デフレ派は左派かね:

« 40歳定年制あれこれ@『賃金事情』12月20日号 | トップページ | 取りたいけど言えない年次有給休暇の建前と本音 »