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地震学者と経済学者

いや、地震なんか来ないよ、大丈夫だよと言ってたら地震が来てしまった、ということで禁固6年になる地震学者に比べたら、ケーザイ学者って気楽なもんだね。

いやサブプライムだろうが何だろうが大丈夫だよ、今やニューエコノミーだよ、金融万歳万歳といってたらリーマンショックが来てしまった方々は、何のお咎めもなしに意気軒昂なようですけど。

もちろん雑件です。コメントの要なし。

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雑件」カテゴリの記事

コメント

あまりまじめに受け取られると困ると思って「もちろん雑件です。コメントの要なし。」とことわっておいたのですが、労務屋さんから、いくらなんでも言い過ぎやろ、と苦情が(下記トラックバック参照)。

経済学者一般に失礼やろが、というのはまさに仰せの通り。

ただまあ、よほどでない限り今回のイタリアの裁判所の判決を良しとする人はいないはずで、それをそのまま平行した意見をまじめに言ってるはずがないと理解していただけるものと思っておりましたが、いささか神経が行き届かなかったようです。

ただ、そこまでは仰るとおりとして、その先はやや誤解があるような。
わたくしが本ブログで繰り返し批判しているのは、経済学説としての「リフレ派」に対してではなく、「リフレ派」の代表格のような顔をして、トンデモな見解を振りまいている少数の人々をさす「りふれは」であって、そこを労務屋さんともあろう方が誤解しているというのはいささか残念です。

もちろん、労務屋さんが「リフレ派」ならぬ「りふれは」のトンデモ論に共感しているなどとは夢にも思いませんが。

投稿: hamachan | 2012年10月26日 (金) 22時53分

ストレス解消と

http://d.hatena.ne.jp/dongfang99/20100710/1278720367

「 「誤解」を招いていること自体は、反論相手がどれほど愚劣であろうと、どこまで行っても自分の責任である。それが面倒臭いと感じるのであれば、議論や啓蒙活動など一切せずに、狭い専門家相手に研究論文を書いていればいいだけである。素人を含めた一般人にものを書いたり議論をしたりしている人は、「誤解」を含めた批判や反論を全て真摯に引き受けなければならない。

 しばしば、「『真っ当で普通』のこと言っているだけなのになんで理解されないんだ」的なルサンチマンを撒き散らしている人がいるけど、見ていて非常に幼稚でみっともないというか、同じことをやっていないかわが身を振り返るという感じである。」

投稿: 殷鑑不遠 | 2012年10月29日 (月) 17時40分

最近、Brumaire(政治と経済とその他諸々を考える『ブリュメール』)というブログに注目している。

31日付けのエントリーは、「ハイエクのメッセージ」だ。
「経済学者になるということ」という1944年にロンドン大学の学生ユニオンで行った講演録が紹介されている。

いわく、
「経済学論集に収められたこの講演録でハイエクが言っていることは、地味で真っ当なことだ。それは内なる誘惑と外からの誘惑に耐え、地道に研究を続けよ、ということである。ハイエクは特に経済学においては社会科学という性質上、必ず真理に向かっている確信が得られず、かつ周囲から認められたいという欲求から大衆に媚びるような(特効薬的な)政策提案を行ってしまうとしている。」

日本の経済学者が、このハイエクの忠告を守っているのだろうか?複雑さを犠牲にしてわかりやすい解決策を売り歩いていないのか?学問的な良心にてらして主張しているのか?
していないなら、現世では罪にならなくても、地獄への道を歩んでいるといえるのではないか。

また、日本の地震学者の主流派は、東海地震はいまでも予測できるとして膨大な予算を獲得している。
大震災をまったく予想もできなかったくせに、お気楽だ。批判的な学者もいるのに、耳をかそうともしない。利権化しているといってもよいのではないだろうか。

苦言を呈している労務屋さんには、恐縮だが、東海地震が予知できなかったら、あえていえば、関係者は詐欺罪などで牢獄行になってもおかしくないぐらいのことではないのか?学問的良心として、正直にできないと今からでもいうべきではないのか?

その意味で、ハマちゃん先生も、そんなに言い訳しなくても、直観は正しいというべきだと思うがどうだろうか。

投稿: 元リフレ派 | 2012年10月31日 (水) 02時18分

追伸である。

地震学者については、朝日新聞が30日夕刊から「人脈記」「大地に聞く」という地震学よいしょ連載をはじめた。

この新聞は、朝刊では「プロメテウスの罠」の連載で、非科学的な風評をまきちらし、反科学思想をあからさまにしているのに、一方で、このような科学万歳連載をはじめるのにはびっくりした。

(31日朝刊では、「放射能がおはよう」という情緒的な題で、福島県南相馬市の子供の甲状腺の異常が、原発事故に由来するかのような書き方をしている。
どういう根拠なのか。また、福島の人がお嫁に行けないという気持ちをいうと、これも科学的根拠からいって理由が薄弱なのに、そのまま書いている。科学に対する否定的な態度があからさまだ。)

一方では、「大地に聞く」では、東海地震の予知の判定会会長の地震学者を無批判にほめあげている。
朝刊と夕刊では、編集思想が分裂しているのだろうか?
原子力関係の科学はダメで、地震学はよいというよくわからない思想があるのだろうか?

いずれにしても、「大地に聞く」に出てくる地震学村の人々のことはしっかりチェックしておくのがよいだろう。朝日も、そのうち、「プロメテウスの罠」で、無節操に地震学者を糾弾することもありえそうだが。そういう体質の会社なのかもしれないが。

ぜひ、朝日新聞には、日本の経済学者の「人脈記」もやってほしいものだ。


投稿: 元リフレ派 | 2012年10月31日 (水) 21時57分

hamachan先生、コメントありがとうございました。気づくのが遅れて申し訳ありません。
「りふれは」の件、おっしゃる筋はわかるのですが、先生もリフレ政策自体は(賛否はともかく)トンデモとまではお考えでないのであれば、先生がトンデモとお考えのところの件をダイレクトに、たとえば「再分配不要派」とか「景気回復すればすべて解決派」とか表現していただけないものかと思っているのです。そうすればノーマルなリフレ派のストレスは解消すると思うのですが。

投稿: 保守おやじ | 2012年11月 1日 (木) 18時27分

中身だけでいえば労務屋さんの仰るとおりではあるのですが、あえて「りふれは」という表現をしているのは、まっとうなリフレ派の方々に、「ちゃんとトンデモな連中を批判しろよな。本来ならばきちんと批判すべきところで、妙な仲間意識で批判せずに済ませようとしているから、お前らまでトンデモの仲間として見られるんだぜ」というメッセージを送りたいからでもあるのです。

投稿: hamachan | 2012年11月 1日 (木) 22時48分

11月3日付け週刊ダイヤモンドでは、りふれはが、クルーグマンと同程度に依拠するノーベル経済学受賞者のスティグリッツの「スティグリッツ教授の真説・グローバル経済」が掲載されていた。

そこでは、ヨーロッパと米国の状況を念頭に、金融緩和してもいまの状況ではインフレーションは起きないことを指摘すしつつも、金融緩和効果は見込めず、財政政策が重要であることを指摘している。
金融緩和については、問題をそらすものとして否定的だ。

りふれはもそろそろ詰んでいるといえるのではないだろうか?

投稿: 元リフレ派 | 2012年11月 3日 (土) 01時12分

上記拙コメントへのHALTANさんのツイート:

http://twitter.com/HALTANHALTAN/status/264565464645132288

「まっとうなリフレ派の方々に、「ちゃんとトンデモな連中を批判しろよな。本来ならばきちんと批判すべきところで、妙な仲間意識で批判せずに済ませようとしているから、お前らまでトンデモの仲間として見られるんだぜ」というメッセージ」

http://twitter.com/HALTANHALTAN/status/264565562955399169

↓だがそもそも「まっとうなリフレ派」そのものが初めから居なかったのではないかと思う。「リフレ」論など所詮は初めから或る種の論壇社交ツールでしか無かったし、また人脈的にも実質は構造改革別働隊でしか無かったから。

http://twitter.com/HALTANHALTAN/status/264565615858176000

↓また素人ネットリフレ派も「プロリフレセレブの人達にも困ったもんだよねえ」という態度しかもう取る気が無い人が多く、、、余り期待はしない方がいいでしょうね。

http://twitter.com/HALTANHALTAN/status/264647230651252736

田◯秀臣のような異常者が放置されている時点で既に「リフレ派」は瓦解している。一方で素人ネットリフレ派も既に「ボクたちはああいうプロリフレ派のおかしいのとは関係ない」と他人事のような態度しか取る気が無い。

http://twitter.com/HALTANHALTAN/status/264647315665584128

↓要するにみんなカスですね!

まあ、一つの極端な見解ではありますが、気持ちは分からないではありません。必ずしも賛成はしませんが。

投稿: hamachan | 2012年11月 3日 (土) 21時57分

有名なケインズの言葉を思い出した。一般理論の最後にある言葉だ。

「りふれは」応援団?の山形浩生氏の翻訳だと、以下のとおりだ。

「でもこういう現代の雰囲気はさて置くにしても、経済学者や政治哲学者たちの発想というのは、それが正しい場合にもまちがっている場合にも、一般に思われているよりずっと強力なものです。というか、それ以外に世界を支配するものはほとんどありません。知的影響から自由なつもりの実務屋は、たいがいどこかのトンデモ経済学者の奴隷です。虚空からお告げを聞き取るような、権力の座にいるキチガイたちは、数年前の駄文書き殴り学者からその狂信的な発想を得ているのです。」

リーマンショック以降、先進国のまともな経済学者も、これは日本に無責任に提言してきたほど、単純ではないなと思い始めている中で、「りふれは」が、ここにきて、桜チャンネルなどに跋扈する右派と結合して、日本の政治に大きな影響力をもってきているというようにみえる。

次期の政権交代では、ハンガリーみたいなことになってしまうのだろうか?中央銀行バッシングなどなどびっくりする「改革」を行う右派政権の誕生である。

最近の、自民党安倍総裁の、言動をみていると、どうもそうなるような感じがしている。

投稿: 元リフレ派 | 2012年11月 4日 (日) 07時49分

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