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2012年10月30日 (火)

笠木映里『社会保障と私保険』

L14436九州大学の笠木映里さんより、新著『社会保障と私保険 フランスの補足的医療保険』(有斐閣)をお送りいただきました。ありがとうございます。前著『公的医療保険の給付範囲』が助手論文の書籍化だったのに対し、本著は九大に行かれてからの研究のまとめで、とても興味深い領域を扱っています。

http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641144361

混合診療問題や公的医療保険の財源問題など,医療保険をめぐる環境は激変している。本書はフランスの補足的医療保険(私保険)の歴史と現状を紹介・分析し,日本との対比を行いながら,仮に私保険を日本に導入するならば,その意義・課題を展開する意欲的研究書である。

Kasagiタイトルには「私保険」とありますが、素材になっているフランス(EU)の補足的社会保険というのは純民間ベースの私保険というよりは、労使による運営の職域保険という性格が強く、EU労働法制を見てきたわたくしの目からすると、たとえば差別禁止法制などで社会保険に準じるものとして位置づけられているという印象が強いのですが、それ自体をきちんと勉強したことはなく、笠木さんがこういう形でその歴史的な発展の姿を詳しく解説してくれるのは、大変有り難いことです。

序 編 本書の問題意識と検討対象
第1編  補足的医療保険─現状と発展の歴史
 第1章  補足的医療保険組織に関する現行法の定め
 第2章 発展の歴史
第2編  補足的医療保険をめぐる法制度の展開
 第1章  現代的な社会保障制度の創設と補足的医療保険の誕生
 第2章  補足的医療保険に関する体系的な法規制の試み
 第3章  欧州保険市場の統合と補足的医療保険
 第4章 デュアル・システムの制度化
 第5章 デュアル・システムの展開
 第6章 被用者の補足的医療保険
 第7章  補足的医療保険法令の展開と近年の動向
第3編 社会保障と私保険─日仏法比較
 第1章  フランス法における社会保障と私保険
 第2章  日本法における社会保障と私保険
 第3章 比較法的考察
おわりに・残された課題

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