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2012年8月 4日 (土)

途中で読むのをやめてしまった。別に全部読まなくても・・・

112050118『日本の雇用終了』への書評です。

http://d.hatena.ne.jp/e-takeuchi/20120803/p2

全部は読んでいない。本書の9割近くを占めるのが、労働局にもちこまれた斡旋事例の記述である。類型化されてはいるものの、同じような話が延々と続く。しかも、解雇に至った経緯が明確に分かるものは少ない。労働者側があっせんを依頼しても、労働局には強制力がないので、企業側があっせんに応じないケースや途中で参加しなくなるケースがたくさんあるためだ。労働局によるあっせんにどんな存在価値があるのだろう。そんなわけで、事例については途中で読むのをやめてしまった。別に全部読まなくても、日本の中小企業では解雇規制なんてどこにも存在しないといえるほどだということは十分にわかる。解雇規制に限らず、終身雇用だの、年功賃金だの、いわゆる日本的雇用慣行は、中小企業には無縁だ。労基法だって守られているとは言いがたいのが現状。雇用の流動化を勧めるべきだとか、解雇規制を緩和しろとか主張する人は、この本のようなことを知っているのだろうか。

確かに仰るとおり、事例をいちいち読んでいるといいかげん読むのをやめたくなるでしょうね。

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