『季刊労働法』238号は「職場いじめ」特集
労働開発研究会HPに『季刊労働法』238号の予告がアップされています。
http://www.roudou-kk.co.jp/quarterly/archives/005309.html
今年3月に厚生労働省の「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議」が「職場のパワーハラスメントの予防・解決に向けた提言」を取りまとめました。この数年でずいぶん議論の進んだ職場いじめへの対応がまた一歩進んだといえそうです。
提言を踏まえ、行政がどういった具体的取組みを進めるのか注目しなければなりませんが、次号では、新たな段階を迎えた職場におけるいじめの問題を特集で取り上げます。
ということで、ラインナップは次の通りです。
●職場いじめに関する法規制の現状と課題 内藤 忍
●ベルギーにおける「職場いじめ」規制法 大和田敢太
●予防に重点を置く,スウェーデンの職場いじめに対する法制度 西 和江
●職場いじめ・嫌がらせ問題 岡田英樹
季労のいじめ特集も結構数を重ねています。同誌に載った職場いじめ関係の論文も結構な数に上るはず。
もう一つ特集があって、
第2特集では、労働者のキャリア権をめぐる最前線の情報を提供いたします。
●キャリア権を問い直す 諏訪康雄
●「キャリア権」総論 西尾健二
●キャリア権における学習権 石山恒貴
●キャリア権から見たメンタル不調者の職場復帰支援 本田和盛
●企業における人材育成と個人の能力開発の融合 佐藤雄一郎
そのほかにもいろいろ記事が予定されていますが、わたくしの連載「労働法の立法学」は「たばこのけむりの労働法政策」です。
国会の動きがどうなるか、昨日まで著者校正を引き延ばして粘っていましたが、ついに時間切れになりました。
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