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2012年8月15日 (水)

福島原発所員への差別・中傷

産経の記事から、

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120815/dst12081507040000-n1.htm(アパート借りられない、避難所で暴言 福島原発所員の精神的苦悩2倍に)

東京電力福島第1原発事故後の復旧作業に当たっている福島第1、第2原発所員の一部が、差別や中傷を受けていたことが明らかになった。両原発で健康相談や心のケアをしている愛媛大と防衛医大(埼玉県)のチームが、所員のうち東電社員を対象にアンケートを実施、85%に当たる1495人から回答を得た。こうしたケースは精神的な問題を抱える確率が2倍になることも分かった。

原発所員であることを理由にアパートの賃借や病院の受診を断られたり、避難所で暴言を浴びせられたりしたとの証言があった。差別や中傷を受けたことがあると回答した所員は191人(12・8%)に上った。

差別や中傷を受けた所員は、受けなかった所員に比べると、気分の大きな落ち込みや絶望感による苦悩に陥ったり、感情のまひやショッキングな場面を思い出してしまう心的外傷後ストレス反応(PTSR)が表れたりする確率が、それぞれ約2倍になっていた。差別や中傷が大規模災害時の復旧作業員の精神面に影響することが明らかになったのは初めてといい、愛媛大の谷川武教授(公衆衛生学)は「社会の理解がなければ、鬱病や、作業へのモチベーション低下が懸念される」と指摘した。

この構図、どこかでみたことがあると思いませんか、

そう、昨日の朝日で、金子勝さんが、子ども向けではなく大人向けに書いた「いじめている君へ」そのままですね。

http://www.asahi.com/edu/news/TKY201208130480.html

子どもは大人の背中を見て育つと言いますが、君には大人のまねをしないでほしいと思っています。

ある国会議員(こっかいぎいん)が、高額所得(こうがくしょとく)の芸能人(げいのうじん)の母親が生活保護(ほご)を受けていることを国会で問題にしました。その芸能人は法律(ほうりつ=生活保護法)に違反していたわけではありません。でも、人気商売である芸能人が反論(はんろん)できないのをよいことに、テレビや週刊誌からも袋だたきにされ、多くの人がその騒動(そうどう)を楽しみました。

君がいじめている子と似ていませんか。逃げ場がどこにもなく、先生も守ってくれず、抵抗(ていこう)する手段(しゅだん)も限(かぎ)られているからです。

なにしろ、従業員がひどい目に遭っているという意味のはずの「ブラック企業」を選ぶ大賞に、ドヤ顔で東京電力が選ばれるくらい「社会の敵」扱いされているので、良心の呵責なく、むしろ自分が正義の味方をやっているという満足感に満ちたりながら、安心して抵抗できない「わるもの」に対する「いじめ」を楽しむことができるという、現代日本の典型的な構図が。

なんにせよ、こういう「社会的いじめ」に対して、マスコミがきちんとした反応ができるかどうかが、日本がまだまともな社会であり続けられるのか、もはやどうしようもないのかを分ける境目になるのでしょう。

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