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2012年8月30日 (木)

組み合わさってますけど・・・

http://twitter.com/shinichiroinaba/status/240464930724257793

『ベヴァリッジ報告』は『自由社会における完全雇用』と読み合わせないとだめですよ。つまりケインズと組み合わせないベヴァリッジは非常に危険。 / “『平成24年版厚生労働白書』は社会政策の教科書: hamachanブログ(EU労働法政策雑…”

組み合わさってますけど、何か・・・。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/24-7de8.html(『平成24年版厚生労働白書』は社会政策の教科書)

第1章 なぜ社会保障は重要か
◉ カール・ポラニー 『[新訳]大転換―市場社会の形成と崩壊』(野口建彦・栖原 学 訳 東洋経済新報社,2009年[ 原著1944年])
◉正村俊之 『グローバリゼーション 現代はいかなる時代なのか』(有斐閣,2009年)
◉福澤直樹 『ドイツ社会保険史 社会国家の形成と展開』(名古屋大学出版会,2012年)
◉田中拓道 『貧困と共和国――社会的連帯の誕生――』(人文書院,2006年)
J.M.ケインズ 『雇用・利子および貨幣の一般理論』(普及版,塩野谷祐一 訳 東洋経済新報社,1995年[ 原著1936年])
ウィリアム・ベヴァリジ 『ベヴァリジ報告 社会保険および関連サービス』(山田雄三監訳 至誠堂,1967年[ 原著1942年])

◉横山源之助 『日本の下層社会』(岩波文庫,1985年[原著1899年])
◉ 農商務省商工局工務課工場調査掛 『職工事情』(上)(中)(下)(犬丸義一 校訂 岩波文庫,1998年[原著1903年])
◉細井和喜蔵 『女工哀史』(岩波文庫,2009年[原著1925年])
◉濱口桂一郎 『労働法政策』(ミネルヴァ書房,2004年)
◉ 齋藤純一・宮本太郎・近藤康史 編 『社会保障と福祉国家のゆくえ』(ナカニシヤ出版,2011年)
◉堀 勝洋 『社会保障法総論』(東京大学出版会,1994年)
◉広井良典 『日本の社会保障』(岩波新書,1999年)
◉ 橘木俊詔 『安心の社会保障改革 福祉思想史と経済学で考える』(東洋経済新報社,2010年)
◉ 橘木俊詔 『朝日おとなの学び直し 経済学 課題解明の経済学史』(朝日新聞出版,2012年)
◉松村祥子 編著 『欧米の社会福祉の歴史と展望』(放送大学教育振興会,2011年)
◉糸賀一雄 『福祉の思想』(NHKブックス,1968年)
◉小峯 敦 編 『福祉の経済思想家たち』[増補改訂版](ナカニシヤ出版,2010年)
◉椋野美智子・田中耕太郎 『はじめての社会保障』[第9版](有斐閣アルマ,2012年)
◉ クリストファー・ピアソン 『曲がり角にきた福祉国家――福祉の新政治経済学』(田中浩・神谷直樹 訳 未來社,1996年[ 原著1991年])
◉東京大学社会科学研究所 編 『転換期の福祉国家[上]』(東京大学出版会,1988年)
◉坂井素思・岩永雅也 編著 『格差社会と新自由主義』(放送大学教育振興会,2011年)
◉友枝敏雄・山田真茂留 編 『Do! ソシオロジー』(有斐閣アルマ,2007年)
◉ Paul Pierson “Dismantling the Welfare State?:Reagan, Thatcher and
the Politics of Retrenchment”(Cambridge University Press, 1994)
◉宮本太郎 編 『比較福祉政治―制度転換のアクターと戦略』(早稲田大学出版部,2006年)
◉ アンソニー・ギデンズ 『第三の道―効率と公正の新たな同盟』(佐和隆光 訳 日本経済新聞社,1999年[ 原著1998年])
◉横山和彦 『社会保障論』(有斐閣,1978年)
◉宮本太郎 『福祉政治 日本の生活保障とデモクラシー』(有斐閣,2008年)
◉宮本太郎 『生活保障 排除しない社会へ』(岩波新書,2009年)
◉伊東光晴 編 『岩波 現代 経済学事典』(岩波書店,2004年)

第2章 社会保障と関連する理念や哲学
◉伊奈川秀和 『フランス社会保障法の権利構造』(信山社,2010年)
◉重田園江 『連帯の哲学Ⅰ フランス社会連帯主義』(勁草書房,2010年)
◉(再掲)田中拓道 『貧困と共和国――社会的連帯の誕生――』(人文書院,2006年)
◉近藤康史 『個人の連帯 「第三の道」以後の社会民主主義』(勁草書房,2008年)
◉ アダム・スミス 『道徳感情論』(上)(下)(水田 洋 訳,岩波文庫,2003年 [原著1759年])
◉ アダム・スミス 『国富論』(一)~(四)(水田 洋 監訳,杉山忠平 訳,岩波文庫,2001年 [原著初版1776年,原著第五版1789年])
◉大野忠男 『自由・公正・市場 経済思想史論考』(創文社,1994年)
◉堂目卓生 『アダム・スミス 『道徳感情論』と『国富論』の世界』(中公新書,2008年)
◉塩野谷祐一 『経済と倫理―福祉国家の哲学―』(東京大学出版会,2002年)
◉塩野谷祐一・鈴村興太郎・後藤玲子 編 『福祉の公共哲学』(東京大学出版会,2004年)
◉ ジョン・ロールズ 『正議論 改訂版』(川本隆史・福間 聡・神島裕子 訳 紀伊國屋書店,2010年[ 原著改訂版1999年,原著初版1971年])
◉ ジョン・ロールズ 著/エリン・ケリー 編 『公正としての正義 再説』(田中成明・亀本 洋・平井亮輔 訳 岩波書店,2004年[ 原著2001年])
◉ アマルティア・セン 『正義のアイデア』(池本幸生 訳 明石書店,2011年 [原著2009年])
◉川本隆史 『ロールズ―正義の原理』(講談社,2005年)
◉長谷部恭男 『続・Interactive憲法』(有斐閣,2011年)
◉(再掲)広井良典 『日本の社会保障』(岩波新書,1999年)
◉ ロバート・ノージック 『アナーキー・国家・ユートピア 国家の正当性とその限界』(嶋津 格 訳 木鐸社,1992年[ 原著1974年])
◉ M・J・サンデル 『リベラリズムと正義の限界 原著第二版』(菊池理夫 訳 勁草書房,2009年[ 原著第二版1998年,原著初版1982年])
◉ マイケル・サンデル 『これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学』(鬼澤 忍 訳 早川書房,2010年 [原著2009年])
◉川崎 修・杉田 敦 編 『現代政治理論』(有斐閣アルマ,2006年)
◉ W・キムリッカ 『新版 現代政治理論』(千葉 眞・岡﨑晴輝 訳者代表 日本経済評論社,2005年[ 原著第二版2002年])
◉ アダム・スウィフト 『政治哲学への招待―自由や平等のいったい何が問題なのか?』(有賀誠・武藤 功 訳 風行社,2011年[ 原著2006年])
◉田中成明 『現代法理学』(有斐閣,2011年)
◉亀本 洋 『法哲学』(成文堂,2011年)
◉ 原 美和子 「浸透する格差意識 ~ISSP 国際比較調査(社会的不平等)から~」(NHK放送文化研究所 『放送研究と調査』2010年5月号)第1部 社会保障を考える
◉ 髙橋幸市・村田ひろ子 「社会への関心が低い人々の特徴 ~「社会と生活に関する世論調査」から~」(NHK放送文化研究所 『放送研究と調査』2011年8月号)

第3章 日本の社会保障の仕組み
◉広井良典・山崎泰彦 編著 『社会保障』(ミネルヴァ書房,2009年)
◉ (再掲)椋野美智子・田中耕太郎 『はじめての社会保障』[第9版](有斐閣アルマ,2012年)
◉(再掲)宮本太郎 『生活保障 排除しない社会へ』(岩波新書,2009年)
◉ 阿部 彩 『弱者の居場所がない社会 貧困・格差と社会的包摂』(講談社現代新書,2011年)
◉島崎謙治 『日本の医療 制度と政策』(東京大学出版会,2011年)
◉ 堤 修三 『介護保険の意味論 制度の本質から介護保険のこれからを考える』(中央法規出版,2010年)
◉権丈善一 『再分配政策の政治経済学』Ⅰ~Ⅴ(慶應義塾大学出版会,2001~2009年)
◉ 細野真宏 『「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った?  ~世界一わかりやすい経済の本~』(扶桑社新書,2009年)
◉太田啓之 『いま、知らないと絶対損する年金50問50答』(文春新書,2011年)

第4章 「福祉レジーム」から社会保障・福祉国家を考える
◉ G・エスピン-アンデルセン 『福祉資本主義の三つの世界 比較福祉国家の理論と動態』(岡沢憲芙・宮本太郎 監訳 ミネルヴァ書房,2001年[ 原著1990年])
◉ G・エスピン-アンデルセン 『ポスト工業経済の社会的基礎 市場・福祉国家・家族の政治経済学』(渡辺雅男・渡辺景子 訳 桜井書店,2000年[ 原著1998年])
◉ G・エスピン-アンデルセン 『アンデルセン、福祉を語る 女性・子ども・高齢者』(京極高宣 監修/林 昌宏 訳/B.パリエ 解説 NTT出版,2008年)
◉(再掲)宮本太郎 『福祉政治 日本の生活保障とデモクラシー』(有斐閣,2008年)
◉(再掲)宮本太郎 『生活保障 排除しない社会へ』(岩波新書,2009年)
◉ (再掲)齋藤純一・宮本太郎・近藤康史 編 『社会保障と福祉国家のゆくえ』(ナカニシヤ出版,2011年)
◉ 富永健一 『社会変動の中の福祉国家 家族の失敗と国家の新しい機能』(中公新書,2001年)
◉ 藤井 威 『福祉国家実現へ向けての戦略―高福祉高負担がもたらす明るい未来―』(ミネルヴァ書房,2011年)
◉ 湯元健治・佐藤吉宗 『スウェーデン・パラドックス 高福祉、高競争力経済の真実』(日本経済新聞社,2010年)

第5章 国際比較からみた日本社会の特徴
◉ OECD “Society at a Glance 2011:OECD Social Indicators” (OECD Publishing,2011)
◉ OECD 編著 『図表でみる世界の社会問題2 OECD社会政策指標 貧困・不平等・社会的排除の国際比較』(高木郁朗 監訳,麻生裕子 訳 明石書店,2008年)
◉ OECD “How’s Life?:Measuring Well-being”( OECD Publishing,2011)
256 平成24年版 厚生労働白書
◉ OECD 編著 『世界の若者と雇用―学校から職業への移行を支援する 〈OECD若年者雇用レビュー:統合報告書〉』(濱口桂一郎 監訳,中島ゆり 訳 明石書店,2011年)

第6章 日本社会の直面する変化や課題と今後の生活保障のあり方
◉ 国立社会保障・人口問題研究所 京極高宣・髙橋重郷 編 『日本の人口減少社会を読み解く 最新データから読み解く少子高齢化』(中央法規出版,2008年)
◉宮本みち子 編著 『人口減少社会のライフスタイル』(放送大学教育振興会,2011年)
◉宮本太郎 編 『弱者99%社会 日本復興のための生活保障』(幻冬舎新書,2011年)
◉大嶋寧子 『不安家族 働けない転落社会を克服せよ』(日本経済新聞出版社,2011年)
◉宇沢弘文・橘木俊詔・内山勝久 編 『格差社会を超えて』(東京大学出版会,2012年)
◉濱嶋 朗・竹内郁郎・石川晃弘 編 『社会学小辞典』[新版増補版](有斐閣,2005年)
◉内閣府 『経済財政白書』(各年版)
◉内閣府 『国民生活白書』(各年版)
◉内閣府 『男女共同参画白書』(各年版)
◉内閣府 『子ども・子育て白書』(各年版)
◉内閣府 『子ども・若者白書』(各年版)
◉文部科学省 『文部科学白書』(各年版)
◉国土交通省 『国土交通白書』(各年版)
◉経済産業省 『通商白書』(各年版)

そういえば、

http://twitter.com/dig_nkt/status/240363519088930816

それにしても今年の厚生労働白書は、例年のものよりかなり教科書的だ。講義のテキストや参考書にしたいという感想もうなずける。しかし、全体的に経済学の知見はあまり反映されていないように思える。参考文献にも経済学のものは殆ど無い。

という声もあるようですが、そこでいう「経済学の知見」って、どんなものなのでしょうかね。

ケインズはいうまでもなく、ポランニーもアダム・スミスもアマリティア・センも、いわんや権丈善一も経済学者ではないのでしょう。「殆ど無い」というくらいなので。

確かにフリードマンもハイエクも載ってませんが・・・。

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コメント

プロフィールより


http://news.fbc.keio.ac.jp/~kenjoh/profile/">http://news.fbc.keio.ac.jp/~kenjoh/profile/

専門領域 再分配政策の政治経済学――経済政策・社会保障論

「市場のダイナミズムを享受しながら、そこに生きる人たちが、尊厳をもって人間らしく生きていくことができ、かつ、ひとりの人間として生まれたときに備えもっていた資質を十分に開花させることのできる機会が、ひろく平等に開かれた社会はいかなるものであるか?」という問いを意識して研究している。  この問いに対して、現在のところ、医療・介護サービス(高齢者・障害者を含む)、および保育・教育サービスを、あたかもみんなが自由に使って良い共有地のように、所得、住んでいる地域、まして性別などにかかわらず、利用することができる、すなわちダイナミックな市場を共有地で囲いこんだような社会を作ればよいのではないだろうか。そしていまひとつ付け加えるとすれば、働き方を自由に選択しても不当に不利にならない、すなわち就業形態選択の自由が保障された社会を作ればよいのではなかろうかと考えている。  こうしたヴィジョンが、現代の社会経済がかかえるさまざまな問題と、具体的にいかなる関係をもっているのかについては、わたくしの仕事を参考にしてもらいたい。いま起こっている問題の多くは、人間が人間らしくない環境で生きているゆえに生まれているのであって、環境を整備すれば、多くの問題は自然と解消すると思っている。

もしかして、こういうことを考えるのは「ケーザイ学」じゃないのかな?

わたしには、これこそが本来的な意味での経済学だと思われますが。

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平成24年版厚生労働白書は、社会保障の教科書的内容になっているが、(最近の)経済学の知見が反映されていないと感想がある。それに対して、ケインズ、ポランニー、アダム・スミス、セン、フリードマンなどの大御所経済学者の名前が散見されるのに、反映されていない「経済学の知見」とは何かと言う疑問があがっている(EU労働法政策雑記帳の後半部分)。... [続きを読む]

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