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2012年7月21日 (土)

民意は間違うんですよ

例によって、yellowbellさんのエントリから、

http://h.hatena.ne.jp/yellowbell/299850696143240331

近頃わざと忘れて語る人が多いけれど、民意は間違うんですよ。歴史的に見ても、バンバン間違っている。しかも、平気な顔してその間違いを忘れてしまう。

民意は、必ずしもよい答を出さないんです。ときに最悪の選択すら熱狂的に支持するんです。あくまでも民意というのは、どんな結果になろうともみんなで選んだんだから軽々に文句は言えないねという、社会統治を安定させるための仕組みとして存するものなんです。正解を抽出する預言ではない。

 
だから民意はあてにするなという裏か表かの専制君主の理屈を持ち出すつもりはさらさらなく、だからこそ社会は常に民意とは別の選択チャネルを持つべきだという話です。それは、専門性を担保にしたものであってもいい、あるいは伝統を根拠にしたものでもいい、適度にアップデートはしつつも、静的な制度の蓄積を持った機関が、移ろう民意への重石として存在すべきなんです。

 
まあ小理屈はともあれ、社会には民意によって安易に改廃できないチャネルを持っておくべきだというのが、僕の考えです。

あったであろういじめを頑としてあったとは認めなかった教委の保身が憎らしいからといって、教育委員会という制度そのものを民意に委ねるような選択は、僕は採りませんし採るべきではないし採るように煽る政治家を認めようとは思いません。

似たようなことかも知れませんが、わたくしはむしろ、「民意」を週刊誌レベルワイドショーレベル行列のできる法律相談所レベルの脊髄反射的「民意」としてではなく、それなりの知識と経験を踏まえてものごとを考えられる「濾過器」を通した反省的「民意」として政治的議論のアリーナに持ってこれるような仕組みの確立が必要なんだと思うわけです。

それが壊れかけてしまっていることが、今日の週刊誌レベルワイドショーレベル行列のできる法律相談所レベルの脊髄反射的「民意」の氾濫を招いているわけで。

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