だからそれがリベサヨ(何回目か)
http://twitter.com/sunafukin99/status/229150997619027968
もしかすると日本の全共闘左翼と言うのは、国家権力というものへの反感からリバタリアンっぽいものに親近感を持つ人も多いのかなあ。笠井潔と言う人の書いた「国家民営化論」なる本を持っていたが、売却してしまった。
だから、それがリベサヨだ、って、何年前から繰り返し・・・・・・・。
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_28cd.html(ネオリベの日経、リベサヨの毎日)
この手の発想には、国家権力がすべての悪の源泉であるという新左翼的リベラリズムが顕著に窺えますが、それが国家民営化論とかアナルコ・キャピタリズムとか言ってるうちに、(ご自分の気持ちはともかく)事実上ネオリベ別働隊になっていくというのが、この失われた十数年の思想史的帰結であったわけで、ネオリベむき出しの日経病よりも、こういうリベサヨ的感覚こそが団塊の世代を中心とする反権力感覚にマッチして、政治の底流をなしてきたのではないかと思うわけです。毎日病はそれを非常にくっきりと浮き彫りにしてくれていて、大変わかりやすいですね。
(参考)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_a90b.html(リベじゃないサヨクの戦後思想観)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2006/12/post_5af3.html(リベラルサヨクは福祉国家がお嫌い)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_3f06.html(フリーターが丸山真男をひっぱたきたいのは合理的である)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_c3f3.html(赤木智弘氏の新著)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_2af2.html(赤木智弘氏の新著その2~リベサヨからソーシャルへ)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-b950.html(だから、それをリベサヨと呼んでるわけで)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-6cd5.html(日本のリベサヨな発想)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-a130.html(特殊日本的リベサヨの系譜)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-4cfd.html(ネオリベとリベサヨの近親憎悪)
そういうリベサヨ系「魔法使いの弟子」たちの悪口も舌が疲れるくらい言うてきたわけですが、それ以上に脱力するのは、こういうまことにまともなことを言うてる人が、まさにその劣化形態であるところの「挙げ句の果てのなれの果て」を大々的に演じているチホー主権な方々に熱を上げ、庶民のための公共サービスを「市民感覚」で叩き潰したがっている「りふれは」の一翼でもあるという喜劇and/or悲劇の一幕でしょうか。
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皆さん、今晩は。
この記事を読んでみると、我が国の左翼が支配者層にいいように利用され、食い物にされていった過程がよくわかります。
原発再稼働や国土強靭化に反対する左翼を見ると、我が国の左翼は自滅し続けているのではないかと思えてしまいます。
今の我が国では、社会主義や左翼と一切無縁である藤井聡氏、三橋貴明氏、中野剛志氏、廣宮孝信氏の方が、我が国の左翼の指導者よりも左翼的で、庶民の利益を代弁していることに、左翼は危機感を持ってほしいものです。
投稿: 国道134号鎌倉 | 2012年7月28日 (土) 21時00分
非常に皮肉(諧謔)な言い方ですが、「まともな左翼」って存在するのでしょうか?また存在するとして(個人的にはそれ自体奇跡だと思いますが)、それはだいぶその左翼の出自である「市民社会」の性質に左右されると思うのです。
個人的には、同じ国民が生活に苦しんでいるのに、そのような人々を「○鮮人だろう?」と呼んで差別する右翼の人々により腹だたしさを感じます。また、野宿者の支援において、多くの支援者や支援物資がキリスト教関係者(から)であったことにも、仏教国である日本社会に絶望した一つでした。そういえば「まもとな左翼」に分類出来る大原孫三郎やカネボウもまたキリスト教の人々でしたね。
左翼を叩いても、別に結構ですが、叩いたところで「まともな左翼」が日本に生まれてくるとは思えません。
「社会正義」や「公正」が「世の中」の前にあまりにも軽んじられて来たことも大きいと思います。キリスト教的な普遍性がない社会では、やはり共産主義的な権威主義に巻かれることが多く、後藤さんや浅井さん、そして渡辺さんもそうでしょう(彼らは共○党内市民派だと思います)。
まっとうな社会民主主義をどう形成していくのかが、一番困難ですが、必要なことだと思います。そしてそのためには。。
まずは自分からやるしかないのだと思います。
投稿: 高橋良平 | 2012年7月30日 (月) 19時30分
仰ることには同感しますが、一点だけ。
わたくしは「左翼を叩いて」いるつもりはありません。
「りべさよ」を批判しているだけだと思っています。
(というと、「りふれは」批判で「リフレ派」が非難されていると思う人が出てくるのと同じかもしれませんが)
投稿: hamachan | 2012年7月30日 (月) 20時39分
hamachanさん。
返信ありがとうございます。
私の誤解だったようです。申し訳ありません。
その上で折角なのでもう二言言わせてもらいます。
hamachanさんは、左派にとっては痛いところを突く非常に手強い存在であると思います。正直感情的には「ムムッ」となることが多いのですが、内容的にはほぼ自分たちの勉強不足もしくは至らなさの結果であることが多いので、ここは耐え、勉強するしかないのだと思っております。そのような意味でhamachanの左翼「批判」は、左派にとってとっても勉強になるとともに、「まともな左翼」活動を行う上で必須であると認識しております。本当にありがとうございます。
そして「叩く」なら「りべさよ」をと思うのですが、それもまた難しいでしょう。というのも、正直自分は「りべさよ」と言われてもピンと来ません。自分の感性の鈍化(左派一般の問題?)か、もしくは自分自身が「りべさよ」だからなのかかもしれませんが、ピンと来ないのです。でも自分が何となくあれが「りべさよ」かなと思うものがあります。それはフェミニズムです。私は日本における男女の性別役割分業の「固定化」には批判的ですし、女性の社会進出に関しては肯定的です。ですが、女性の社会進出を支援するに際して、例えば女性の就職と育児休業を中小企業においても積極的に可能とするためには、かなり国家主義的な介入が必要であると思っております。そして、それを可能とするためには、女性にも男性にも一定の意識改革を必要とすると考えております。そして現在の意識というのも、それを前提としている現実と密接不可分な関係(下部構造が上部構造を規定する!!)にあると思いますので、その現実そのものを対象化し変革する必要があります。そしてそれには相当な苦痛が伴うと予想されます。このような「苦痛」に目を向けない、もしくは予防的に目をそむけるところに、「りべさよ」が発生する根拠というか、そのようなものがあると思います。
しかしいつの時代でも、そのような人々が「善意ある一般市民」の多数派であったような気もします。そして今日本は良し悪しは別にして、そのような「善意ある一般市民」の時代であると思います。なので、それに対して批判的に振舞うには、かなりの戦略が必要になるのだと思います。
「りべさよ」はいて当然。求められるのは批判派の戦略的振る舞いか、と思うのですが、まあまずは左翼はそれ以前の段階ですので自分の持ち場で頑張ります。
長い二言ですいませんでした。失礼します。
投稿: 高橋良平 | 2012年7月31日 (火) 11時04分
>正直感情的には「ムムッ」となることが多いのですが
左翼としては、ある程度そういう「ムムッ」とする感覚が残っているのも必ずしも悪くは無いのでは。
社会保障負担を誰にさせ、給付を誰にするかの範囲を区切る福祉国家というのはネイションの部分が入っているので、国家の死滅を解く本来の左派(マルクス、レーニン)からすると、どうしても何か違和感を持つのも当然でしょう。
途方もない理想でしょうが、本来は民族・国家・宗教・地域・性別その他諸々など関係なしに「能力に応じて働き、必要に応じて受けとる」ような世界が望ましい。だが、それは数百年、数千年かかる“ベスト”の世界であって、現在の未熟な世界に生きる我々にとっては、“ベター”な世界しか目指せないのではと思います。
特にこの日本は、消費税を数%上げるのに猛反対が起き、公務員数で見ても国民負担率でみても小さすぎる政府の国です。とても福祉国家など目指せる国ではなく、せめて小さすぎる政府から普通の政府、中福祉中負担の政府を目指すのがベターかと考えています。
投稿: spec | 2012年7月31日 (火) 16時15分