私たちは国民ではないのか
http://mainichi.jp/select/news/20120724k0000m020060000c.html
質疑応答では、政府が電力業界に意見聴取会での意見表明自粛を求めたことに、電源開発(Jパワー)社員が「私たちは国民ではないのかと非常にショックだった」と発言した。
そう、国民じゃないのでしょう。つまり非国民というわけです。
昨日は大阪市の職員が非国民で、今日は電力会社の従業員が非国民で、明日は誰が非国民になるのか、すばらしい席取り競争が展開されそうです。
まあ、いじめられないためには先手を打っていじめる側にまわるのが一番、というのを幼い頃から学んできた国民にふさわしい行動様式かも知れません。
そしてそれを必死に煽る左翼ならぬ「逆右翼」(@松尾匡)の諸氏・・・。
(追記)
https://twitter.com/AmonDaisuke/status/228108955740696576
加害者の側の人間がその問題における様々な非対称性を無視して自らの被害感情を盛るというよくある光景にしか見えない。歴史問題とか基地問題とか。自称リアリストの類の人はしばしば自称迫害される被害者でもある。
と、まさに在特会の人々も本気で感じているというところに、この問題の本質があるわけなんですが・・・。
もちろん、彼らは「在日」という「加害者の側の人間がその問題における様々な非対称性を無視して自らの被害感情を盛るというよくある光景」・・・と感じているわけです。
「特権をむさぼる在日朝鮮人どもを日本から叩き出せ!!」
聞くに堪えないようなヘイトスピーチを駆使して集団街宣を行う、日本最大の「市民保守団体」、在特会(在日特権を許さない市民の会 会員数約1万人)。
だが、取材に応じた個々のメンバーは、その大半がどことなく頼りなげで大人しい、ごく普通の、イマドキの若者たちだった・・・・・・。
「やつら」は強大な加害者で、自分たちは弱々しい被害者だという意識に充ち満ちた人々が、一番冷酷無惨に人を迫害できるのです。
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