ミネルヴァ書房の「福祉+α」シリーズ
ミネルヴァ書房のサイトに、「福祉+α」シリーズの3冊がこの7月末に一斉に発行されるというお知らせがでています。
http://www.minervashobo.co.jp/search/s4286.html
シリーズ全体は橘木俊詔・宮本太郎両先生の監修で、今度出る各巻は
http://www.minervashobo.co.jp/book/b102525.html(橘木俊詔編著『格差社会』)
格差社会という言葉が使われるようになってから、十数年が経過した。国民が格差社会に関心を寄せるようになり、政策論においても格差を是正するために、いくつかの改革が実行された。本書では、この「格差」に関して気鋭の執筆陣が実証データをもとに様々な角度からアプローチし、現状と課題をあぶりだす。
総論 格差をどう考えるか(橘木俊詔)
1 地域間格差(浦川邦夫)
2 女性の貧困(室住眞麻子)
3 子どもの格差(阿部 彩)
4 働き方の格差(金井 郁)
5 外国人対日本人(村上英吾)
6 障害者と格差社会(勝又幸子)
7 若年者の貧困(太田聰一)
8 高齢期における所得格差と貧困(山田篤裕)
http://www.minervashobo.co.jp/book/b102527.html(宮本太郎編著『福祉政治』)
社会保障と雇用をめぐる制度の形成・維持・再編を目指す福祉政治。その分野の個別の議論を概観する。年金、ライフスタイル、高齢者、エコロジー、世論、言説、政策評価、ワークフェア、各国比較などのキーワードを分かりやすく説明する。福祉に関わるテーマが一冊ですべてがわかる初学者向け入門書シリーズ福祉+α刊行開始。
総論 福祉政治の新展開(宮本)
第1章 年金改革の政治(伊藤武)
第2章 ライフスタイル選択の政治学(千田航)
第3章 高齢者介護政策の比較政治学(稗田健志)
第4章 エコロジー的福祉国家の可能性(小野一)
第5章 福祉政治と世論(堀江孝司)
第6章 福祉政治と政策評価(窪田好男)
第7章 言説政治(加藤雅俊)
第8章 ワークフェアと福祉政治(小林勇人)
第9章 中東欧における福祉政治(仙石学)
http://www.minervashobo.co.jp/book/b102529.html(西部忠編著『地域通貨』)
地域通貨に関する国内外の論者の論考や実践者の経験を集めるとともに、国内外の主要な地域通貨のデータベースを提供し、地域通貨にかかわる過去の主要な経済学説を紹介する。
地域通貨のマニュアルや処方箋を提供するのではなく、地域通貨をより広い視野から考え、より深く理解するための新しいヴィジョンを提示する。
です。
このシリーズ、このあともいろいろ用意されていまして、第6号には『福祉と労働・雇用』というのも出る予定です。
噂によると、hamachanが編著だという説もありますので、どんな方々がどんなテーマを書かれるのか、楽しみですね。
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