人事院公務員課長補佐研修の課題
本日、人事院公務員課長補佐研修の発表の部。課題は初任研修と同じく
1 「働ける人には所得保障よりもまず働いてもらうべきだ」という意見と「働ける働けないにかかわらず生きていける所得を保障すべきだ」という意見についてどう考えるか?
2 「学校は専門技術的な教育よりも普遍性のある基礎教育を重視すべきだ」という意見と「学校はもっと社会に出てから役に立つ専門技術教育を重視すべきだ」という意見についてどう考えるか
3 「正規と非正規の格差は早急に是正すべきだ」という意見と「拙速に介入すべきでない」という意見についてどう考えるか
うーむ。講評で曰く、
与えられたアジェンダ設定にそのまま素直に乗るんじゃない。いかにもこちらが正しいと言われそうな方に安易に乗るんじゃない。その問いの立て方がおかしいんじゃないか?とアジェンダ設定を問い返すことこそが、あなた方に必要なことなんじゃないのか。とりわけ、考えの足りない政治家やマスコミや評論家や場合によっては大学教授なんかが、安易なアジェンダ設定で議論の枠を狭く限ってしまっているときこそ、それをひっくり返す発想が必要なんだよ・・・。
って、思わず偉そうに言ってしまいましたがな。
« 松尾匡『新しい左翼入門』 | トップページ | 『労働法律旬報』7月下旬号 »
コメント