フォーク・レイバー・ローの一端
『日本の雇用終了』を紹介した柴田慶子さんのブログ記事への一言コメントなんですが、
http://tomokei2216.blog.fc2.com/blog-entry-104.html(雇用終了の判断は能力ではなく態度だそうだ。)
http://shokubutunoikusei.blog112.fc2.com/blog-entry-1331.html(にっきちゃん 大学の研究室で育てていた植物の生長日記として始めたブログだが・・・生長日記→オタ日記→愚痴日記・・・)
仕事と入っても結局は人と人のつながり。
そりゃ会社のトップの人に目をつけられたら雇用終了するだろ。。。
というわけで、「会社のトップの人に目をつけられたら雇用終了する・・・とはけしからん」という労働法学の中の人的な反応ではなく、「会社のトップの人に目をつけられたら雇用終了するだろ」というのが、フツーの人々の反応であるわけで、これを「フォーク・レイバー・ロー」と名付けたわけであります。
「公務員けしからん、民間ガー!!!」という人々の脳内にあるレイバー・ローは、いかなる意味でも労働法の教科書に書いてあるような民間労働者に適用されるべき労働法律なんぞではなくして、まさにこういうフォーク・レイバー・ローであるという苦い事実をしっかりと噛みしめるところから、ものごとは始まるわけでありますな。
(追記)
今気がついたのですが、上の柴田慶子さんの『日本の雇用終了』を紹介するエントリには、105件ものはてぶが付いていたのですね。
http://b.hatena.ne.jp/entry/tomokei2216.blog.fc2.com/blog-entry-104.html
つけられているコメントもなかなか面白いです。
« 気がついたら城繁幸氏が同じことを言うてました | トップページ | いやなツッコミですね »
>「公務員けしからん、民間ガー!!!」
民間のボランティアは公務員の救助隊と比べて内部統制がデタラメとか、営利企業による医療保険は営利のために病気の人を除外してしまう傾向があるとか。
「【全力か】西宮市議「ボランティアは邪魔」「送られてくるものは千羽鶴と同じゴミ」と善意を踏みにじる」
http://alfalfalfa.com/archives/2614991.html
公的保険の市場参入による効率改善と「逆バンパイア効果」
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02885_05
何でも民間ではなくて、民間ではできないことを公務員が補っていくようにしたい。
投稿: あいうえお | 2012年6月 8日 (金) 21時08分
“「北風」の新入社員意識への効果”
と
“仕事と入っても結局は人と人のつながり。
そりゃ会社のトップの人に目をつけられたら雇用終了するだろ。。。”
の根っこは同じかなと思いました。
組織ぐるみの粉飾決算がなくならないところをみると、下っ端サラリーマンだけに限ったことではないようですが、
投稿: しゃくち | 2012年6月10日 (日) 16時47分