第123回日本労働法学会
昨日、関西学院大学(「くゎんせいがくいん」と発音しなければならないのだそうです)で第123回日本労働法学会が開かれ、わたくしも一傍聴者として参加して参りました。
http://www.rougaku.jp/contents-taikai/123taikai.html
午前中の個別報告では、鈴木俊晴さんの「フランス労働医が有する就労可能性判定機能の史的形成と現代的展開」が興味深かったのですが、不適格認定と再配置打診義務というところで、どこまでジョブを変えろと言えるのか、というあたりに興味を持ったら、奇しくも森戸さんが同じ質問をされていました。
午後のミニシンポでは、わたくしも若干関わりのある労働審判調査グループの報告に出ていましたが、何というか、この3年間労働局あっせんの実例をいやというほど見てきた目からすると、労働審判の解決金が安すぎるという言葉は、世界は何層構造にもなっているのだなあ、ということを改めて感じさせるものでもありました。
「労働審判制度の実態と課題」
司会:山川隆一(慶應義塾大学)
報告者:佐藤岩夫(東京大学)
高橋陽子=水町勇一郎(東京大学)
コメント:宮里邦雄(弁護士)
中山慈夫(弁護士)
野田進(九州大学)
その延長線上というわけでもないのですが、今日の午前中は大阪弁護士会の労働問題特別委員会にお呼ばれして、『日本の雇用終了』の内容についてお話しして参りました。
この委員会は労使双方の側の弁護士さんが入っているもので、経営法曹の松下守男さんにご依頼を受けたのですが、雑誌などでよくお見かけする労弁の城塚健之さんなどもいらして、いろいろ突っ込みを受けました。
まったく労働法とは関係ないのですが、西宮というのは日本酒の名所なんですね。酒蔵通りなんてのもあるんです。
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