「おまえはクビだ!」――その宣告の瞬間が満載の「日本の雇用終了」
先月末に刊行された『日本の雇用終了』ですが、まだ書店等でも見かけることはなく、amazonにも出てこないなど、未だに稀覯本状態のようですが、ネット上にかなり詳しく紹介する記事が書かれました。CareerConnectionの「ビジネスの書棚」というコーナーですが。
http://careerconnection.jp/biz/bizbook/content_276.html(「おまえはクビだ!」――その宣告の瞬間が満載の「日本の雇用終了」 )
・・・よほどの大型書店に行かなければ、見かけることもないはず。研究者や専門家に向けて刊行された本のため、およそ「おもしろさ」からはほど遠い内容だ。読みやすさの味付けなど、皆目無い。
ところが、いやだからこそ、これが「おもしろい」。副題に「労働局あっせん事例から」とある通り、全国の労働局が取り組んだ個別紛争に関する助言や指導の事例集である。
そう、つまり本書は、
「おまえはクビだ!」
と、本当に言い渡されたシーンの総集編なのだ。小説やテレビドラマではない、ざらざらしたホンモノの生々しさがある。
いったい、解雇を言い渡される瞬間とは、どんな場面なのか。いくつかを見ていこう。
と、この本からいくつかの事例を紹介していきます。
そして、最後には、
こんな場面が、ページをめくるたびに、次から次へと続く。本書が対象としたのは、全部で846件の雇用終了関係事案。読みようによっては「稀書」とも「奇書」とも呼べそうな、たぐいまれな一冊だ。
ついに「奇書」扱いされてしまいました!
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お邪魔いたします。
はてなブックマークでもコメントしましたが、JILPTとしては通常の書籍扱いで流通させるものとは判断していないか、そのノウハウがない(まさかそんなことはないと思いますが)ためにレア本状態になっているのでしょうか。
他の方がTwitterでコメントしていましたが、最大級の大型書店であるジュンク堂や紀伊國屋書店でも検索にかからないそうです。
投稿: kyo_ju | 2012年4月25日 (水) 11時46分