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2012年4月17日 (火)

田中萬年さんに読ませたくなるいい話

上野千鶴子さんのブログに、「ちょっといい話」というタイトルのとってもいい話が載ってました。

田中萬年さんに是非読ませたくなるようないい話です。

http://wan.or.jp/ueno/?p=1501(ちょっといい話—底辺校の現場から ちづこのブログ No.23)

友人からこんなメイルが来ました。自称「底辺校の高校教員」です。

として紹介されている話ですが、

あまりの就職状況の悪さに呆れて、担任している3年生のクラスで、「30才までに転職の二度や三度はあると覚悟したほうがいい。その時に、求められるのは経験とか資格とか。」(それに「コネ」と言いたかったけれど、彼らの周囲にある「コネ」の質の悪さを経験的に知っていました=ほとんど「下流食い」の世界ですから、言いません)「だから、資格の一つ二つはとった方がいい」と言っていました。

そんなこんなで(事情は省きます)10月から週に一、二度の放課後簿記自主講座が始まりました。商業高校から転学してきた生徒が簿記二級を持っていたので、彼女が先生になって簿記三級受検講座。様子見も兼ねて、私も時々生徒として参加しました。

さてその底辺校の生徒たち、思いがけない姿を見せ始めます。

その後、不思議なことがいくつか起こりました。

ひとケタの分数計算もできず、九九も満足に言えない生徒が、2月までの半年近く、毎回H先生に怒られながら講座に参加し続けました。

文字の本は、教科書以外は買ったことがない生徒が、簿記の本を持ってきて「先生、この本、二回読んじゃったからあげるよ。」と私に渡してくれたこともありました。

教員の間でも、あの赤点だらけの生徒がよく保っている、と声があがったり、「でも、試験問題も満足に読めないから、どうしたって無理でしょ。」と言われたり。Mが簿記の本を貸してきた、という話には、そこにいた教員が「あの生徒、漢字も読めたのか?」とさんざんな言いようでした。

一緒に勉強しながら、つくづく簿記って面白くないなあ、と思っていたのは私。

まあ、試験はなんとかなる、とタカをくくっていたのですが、試験一週間前になって、生徒たちの方がデキるようになって、少し焦りました。

「先生(私)、大丈夫なの?」といたわられたり。生徒から応援メールまで届く状態。

いろんな読みようはあるでしょうし、リンク先は「基礎学力が小学校三年(漢字の読み書きと算数能力でみたら)のはずの生徒が、「お祭り」やら「義理」やらで、それをなんとかしてしまったこと」に注目していますが、田中萬年さんならやはり、学校的お勉強はできる先生が「つくづく簿記って面白くないなあ」と感じる一方で、学校的お勉強が全然できない生徒たちがその先生より簿記ができるようになっちゃったというあたりが、前者のタイプばかりが教育を論じてる教育論ってものをよく浮き彫りにしていると嘆息するところでしょうね。

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コメント

>前者のタイプばかりが教育を論じてる教育論ってものをよく浮き彫りにしていると嘆息するところでしょうね。

この意味の延長上で、ビジネス・エリートが政治家や経済評論家(またはナントカ評論家(?))としても優れているかのように扱われる状況は、いいかげん終わってほしいですね。

人としては最低でも文芸創作者としては優れている(人同士の関係を文章として表現する能力に優れる)人がいるのと似たようなもので、ビジネスですごいのだからすべてをお見通し、なわきゃないわけなのであって。

ちなみに個人名を出して申し訳ないが、竹中平蔵さんは、今や押しも押されもせぬ超エリート保身家。(みなみなその素晴らしき保身姿をとくと学びましょう)

どちらかというと「底辺校の意外ながんばり」的な嫌な話に感じましたが。

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