予告:EUにおける経済的自由と労働基本権の相克への一解決案
雑誌『労働法律旬報』の4月下旬号に、「EUにおける経済的自由と労働基本権の相克への一解決案」と題する紹介記事を書いております。出るのは今月末ですが、旬報社のサイトに目次がアップされたので、予告的に紹介。
http://www.junposha.com/catalog/product_info.php/products_id/752
労働法律旬報No.1766 4月下旬号 発行日 2012年4月25日
[巻頭]ビクターサービスエンジニアリング事件最高裁判決の意義=川口美貴・・・04
[緊急提言]日本航空整理解雇・東京地裁判決について―整理解雇法理の実質的緩和論批判=宮里邦雄・・・06
[特集]タクシー労働者の労働条件―規制緩和路線の果てに・・・09
タクシー産業における規制緩和路線の破綻―タクシー運転者の賃金・労働条件をふまえて=川村雅則・・・10
タクシー運転手の労働時間と賃金計算上の問題点―北海道タクシー労働者支援弁護団の紹介を含めて=平澤卓人・・・19
未払賃金(最低賃金および割増賃金)請求事件の報告―帝産キャブ奈良事件=佐藤真理・・・27
タクシー乗務員の客待ち待機時間の労基法上の労働時間性―大分中央タクシー事件=玉木正明+今朝丸貴・・・34
タクシー労働者の現状―労働条件と職場の実態=菊池和彦・・・39
[紹介]EUにおける経済的自由と労働基本権の相克への一解決案=濱口桂一郎・・・44
[紹介]弁護士短信―労働事件簿85神戸刑務所(管理栄養士偽装請負)事件/国が率先して偽装請負や違法派遣を行なうことは許されない!=永嶋里枝・・・52
労働判例/神戸刑務所(管理栄養士偽装請負)事件・神戸地判(平24.1.18)・・・65
[紹介]一橋大学フェアレイバー研究教育センター54アメリカの大学におけるレイバーセンターの機能―UCLAレイバーセンターの取組みから=石川公彦・・・54
内容は、先日本ブログでごく簡単に紹介した
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/eu-4688.html(EUサービス提供の自由に係る団体行動権の行使に関する規則案)
について、過去に遡ってやや詳しく解説したものです。
改めて集団的労使関係法制の中でも保守本流(?)の団体行動権に関わる問題が前面にクローズアップされてきているという現象が興味深いところです。
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