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2012年3月19日 (月)

大学の本分を失念した職業訓練校と揶揄

田中萬年さんが、YAHOOニュースの「どうなる、多様化の進む人材の採用や育成」という記事の中の表現に悲憤慷慨しておられます。

http://d.hatena.ne.jp/t1mannen/20120319(やはり出た!! 就職目指す大学=職業訓練校)

・・・企業のグローバル採用が拡大すれば、海外留学の経験がある日本人へと需要が集中し、そうでない日本人への需要との格差が格段に広がるであろう。その為、就職率を上げる為に躍起となる大学が増え、大学の本分を失念した職業訓練校と揶揄されていることも事実である。・・・

とのことです。

「大学の本分を失念した職業訓練校」とのような考えは、これまでの日本的教育観に染まった教育関係者から出ることは予想していましたが、このように記事になると言うことは結構あるのでしょうね。

大学とは何か、学問とは如何にあるべきかを問わない、上のような職業訓練蔑視観は、教育への盲目的な信仰から出ていることに他なりません。

ただ、そのような人は私たちのような者の意見には耳を貸さないでしょうから、教育の改革が大変だと言うことだけは分かりますね。

職業訓練の意義を実践のレベルでいろいろと証明していくしかないのでしょうね。

もちろん田中さんの言う「教育への盲目的な信仰から出」た「職業訓練蔑視観」という面もあるのでしょうが、それより何より、この記事の書き手にとっては、具体的な職業能力を身につけさせることなどはてんで脳裏にも浮かばないまま、ただただ空疎な手練手管でもって「就職率を上げる為に躍起となる」ことを「大学の本分を失念した職業訓練校」などと称しているという点にこそ、レリバンスのカケラもない空洞化した大学の無惨な姿が露呈しているというべきなのかも知れませんよ。

まあ、いずれにしても、田中さんの悲憤慷慨の種であることには変わりはないわけですが。

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コメント

医学部歯学部看護教員あたりは大学==職業訓練校に他ならないと思うのですが、不思議にそういう非難は学内外からなされませんよね(東大京大のような「偉い大学」の医学部では事情が違うかも)。逆に国家試験の合格率が取りざたされる位で。

ふと思ったのが、これらの業種は、個々の学校や病院はメンバーシップ型かもしれないが業務独占資格の形で業種全体がジョブ的(といっていいのでしょうか)に守られているからではないかと。

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