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2012年3月11日 (日)

被災地からの「1年」

昨年の今日発生した東日本大震災の被災地で、民間人として、また地方公務員として、この1年奮闘されてきたお二人が、ご自分のブログで「1年」と題したエントリを挙げておられます。

昨年の今日、会社が流されてしまったhahnela03さんの「1年」

http://d.hatena.ne.jp/hahnela03/20120311/1331444763

東日本大震災から1年が経ちました。被災地へのご支援等に際しましては、心から御礼申し上げますとともにも今後とも係わって頂きたくお願い申し上げます。

今後の復興事業は被災地の官民総動員しても難しく、様々な地域の皆様方の関与が必要です。

日本が日本であるために様々な紐帯の存在をそれぞれの生き方によって感じることができる稀有な機会を無為にしないでください。

復興は遅れている。といいますが、数十年もかけて形成された社会基盤が、がれき(被災財)撤去後の数か月で震災以前に戻ることは物理的に不可能です。そこに生きていた年月を愚弄するようなことでしかありませんので、皆様方には、そのような無駄な時間の浪費をしてもらいたくはありません。

そしてそういう人々を公務員として懸命に支援してきたmachineryさんの「1年」

http://sonicbrew.blog55.fc2.com/blog-entry-506.html

一年前の午後2時46分に大きな揺れが発生し、数分続いたその揺れの後、多くの方の命を奪う巨大津波が日本列島に襲いかかりました。今日はその一周忌となります。あの日のように今日は朝から小雪の舞う曇りの天気となっていて、一年前と同じく寒い一日となりそうです。この一年はこれまでの仕事に加えて震災に対応した仕事がメインとなったり、いつもそばにいた人が遠くに行ってしまったりと、個人的にも仕事や生活が一変した一年でした。

あのときいつもの生活を奪われてしまった方々のことを忘れず、これまでのようにいつもの生活ができるように行動し、これからもいつもの生活を失わないように考え抜いていく節目とするため、いつもの生活を送りながら亡くなられた方のために黙とうする日としたいと思います。

無駄な時間の浪費をしないこと、それが我々に課された最低限の使命なのでしょう。

(参考)

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-e8a7.html(被災県からのメッセージ)

本ブログともつながりの深い「machineryの日々」のマシナリさんは、今回の東日本大震災(東北関東大震災)の直撃を受けた岩手県で地方公務員をされており、この間、被災地で寝泊まりして避難所運営の支援をされています。

本日、マシナリさんのブログに、我々直接被害を受けなかった地域の者が何をなすべきであり、何をなすべきでないかについて、明確なメッセージが書かれていますので、是非多くの方に読まれるべく、引用したいと思います。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-bdb7.html(会社が消失した被災者の叫び)

被災地で奮闘している地方公務員マシナリさんのブログのコメント欄に、会社が消失したある被災者の方の心からの叫びが書かれています。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-9fb0.html(会社が消失した被災者の声)

一昨日ご紹介した、今回の大震災で会社が消失し、社員やその家族もなお行方不明の中で奮闘しておられるgruza03さんが、引き続きマシナリさんのブログのコメント欄で、我々幸運にも被災しなくて済んだ者たちに対する心に沁みる言葉を綴っておられます。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/hahnela03gruza0.html(hahnela03(旧gruza03)さんの日記)

復興財源問題にだけは異常に関心があるけれども、復興それ自体には何の興味がないような人々にこそ、被災地で被災された方々がどのような日々を送られてきた/いるのか、そしてあまり新聞に出てこないような問題点の提起なども含めて、じっくり読んでいただきたいところです。

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コメント

改めまして、震災直後から拙ブログをご紹介いただいたことにお礼申し上げます。振り返ってみれば私の狭い行動範囲の中で見聞きしたことを綴っているだけでしたが、ネットで流れる情報やマスコミで報道される情報が一面的だったり偏っていると感じることも多々ありましたので、少しでもご覧いただく皆様のお役に立てたようでしたら幸いです。

被災地への支援は、土地利用を含めた本格的な復旧が始まるこれからが正念場だと思います。また、政府機能や産業構造の再生を通じた雇用の回復のための財源を巡る議論は、これからさらに厳しくなっていくと思います。そのような視点から情報発信できればと考えておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

マシナリさんの発信はとても貴重だと思うがゆえに、ややしつこいくらいに引用させていただいています。

これからも、現地からの発信をお願いします。

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