voiceがないならexit
まあ、教師といえども労働市場でより望ましい雇用機会を選択する自由は当然あるわけで・・・。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120210-OYT1T00140.htm?from=main3(大阪で教師になりたくない?採用辞退284人)
わざわざより劣悪であることをあらかじめ告知された雇用機会に参入しようという英雄的(自己陶酔的)な人か、他により良好な雇用機会を期待できないような低い評価を自認する人ほど、やむを得ず当該劣悪であることが予想される雇用機会に入っていくことになるわけで、そういう人の割合が高まることが当該地域の教育水準にいかなる影響を与えることになるかというマクロ的問題も含め、このある意味で自己実現的でもありある意味で自己否定的でもある壮大な実験の帰結がいかなるものになるか、制度と経済学の見地からしても興味深いところではあります。
不思議なのは、こういう新古典派経済学のごく簡単な応用問題であるような事案に限って、当該学派の応援団と目されるたぐいの人々が、なぜか経済合理性ガン無視の熱血派的感情論に肩入れしたがることなのですが、まあ心理学的分析はガラではないので。
« 75歳まで働こう@スウェーデン首相 | トップページ | どの報道が虚偽かというと・・・ »
コメント