ガマンできなかった。ムラムラしてやった。悪いことだとは思っていない。
一瞬何のこっちゃ、と思いますが、実はこれ、拙著『日本の雇用と労働法』を読みたい気持ちの形容だそうで、思わず頭を抱えてしまいなすがな・・・。
http://liberation.paslog.jp/article/2381976.html(野営地にて -あるいはレーニンがクラシックを聴かないこと。)
濱口さんご本人のブログで新著が出ていたことを知っていたものの、個人的な事情から読むのをガマンしていた。今日、ご近所の大学の生協にて購入。なんとかゼミっていうゼミの本に指定されてて、その棚から一冊とっていったため、近い将来に「先生、生協においてあるはずの濱口先生の本がありませんでした」みたいことがあっても、それは私のせいじゃない。おもしろい本を書く濱口先生が悪いんだ。にこにこぷん。
ゼミで読む本に指定していただいたそのご近所の大学の先生にお礼申し上げます。で、
読みたい気持ちをガマンできず、自転車で坂道を下りながら読んでやろうか、とも思った。私はよく職質を受けるのだが、もし私が濱口さんの本を読みながら自転車をこいでいるときに警察の人から職務質問を受けたら、「(本の内容を考えると、)ガマンできなかった。ムラムラしてやった。悪いことだとは思っていない。」などと痴漢のニュースに出てくるくだりを述べようと思っていた。
なんだか、よっぽどそういう種類の中身の本ではないか・・・とあらぬ想像をされてしまうではないですか。ムラムラするような本ですかねえ、ふむふむ。
このあとは、とても重要な指摘などもしていただいています。
・・・ただ私が強調したいのは、運動をがんばってる人がこの本を読んで抱くかもしれない、「これだから○○(官僚、研究者、そのほかお好みの悪口を挿入していただいて)は……」としか思わないことへの「ちょっと待った!」だ。つまり、濱口さんの議論を真剣に受け止めないと、もしかしたら自分たちの首をしめることになるかも、ということ。・・・
・・・他意はあるのだろうか、とついつい邪推したくなるものの、私に知識がなくて邪推すらできず。(「私たちの果敢な運動による成果として…」とアツく語りたがる一部の人に、「いやいや、それ別に戦後の運動だけによるものじゃないですから」とツッコミを入れてるのかなあ?)・・・
で、この軽口には、
たしか前回の本を読んだとき、ああ労働法勉強しなきゃなあ、と思いながらおよそ1年が経とうとしている。残念ながら、今回もその言葉で記事をしめることなる。私の「労働問題について勉強する本のメモ」は、「空白の石板」となった。無念。
いやいや、これだけ書いていただければ、空白の石版どころかロゼッタストーンです(なんのこっちゃ)。
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