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2012年2月17日 (金)

岩波書店の募集採用に関する事実関係の把握について

右も左も後も前も、みんな揃っていかに岩波書店という従業員規模200名の中小企業が(プラスの方向であれマイナスの方向であれ)大好きであるかということを見事に明らかにした今回の不思議な騒ぎでしたが、マスコミに煽られてやむなく「事実関係の把握」をやってきた厚生労働省が、一応のまとめをしています。

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000022xqn.html

厚生労働省では、企業に対して、応募者の基本的人権を尊重し、広く応募の門戸を開き、適性・能力に基づいた公正な採用選考を行うよう周知・啓発を行っています。
 こうした立場から、先日(2月3日)報道された、「著者等の紹介」を応募要件とする岩波書店の採用募集方法について、厚生労働省から同社に対し事実関係の確認を行い、併せて、公正採用選考の趣旨について説明しています。

 こうした把握を通じ、
○ 今回の募集方法は、応募者の熱意や意欲を把握したいという意図によるものであること。
○ 著者等の紹介を選考の基準とはせず、筆記試験と面接試験により厳正な選考を行う考えであること。
を確認し、さらに、厚生労働省の説明等も踏まえ、
○ 著者等の紹介を得ることが難しい応募希望者についても、採用担当部門で話を聴いた上で、応募機会の確保を図っていること。
が明らかになっています。

 このように、公正採用選考の観点から、同社の募集・採用活動の考え方や実態について一定の確認を行ったところですが、今後も、同社の対応が公正採用選考の趣旨に沿ったものとなっているかについて、しっかり注視していきます。

事情が良く分かった上で、かつ騒いでいる人の気持ちも逆なでしないようにうまく書かれたまさに官僚的文章ですが、こういう時にはこういうのが一番良いのでしょう。

ちなみに、一般的に雇用政策として「公正採用選考の観点」というときには、自分ではどうしようもない人種民族性別その他の属性による差別こそが問題となるわけで、規模200人の中小企業としては岩波書店はそこはちゃんとやっていると思われます(その結果が適切であったかは別として)。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-76b7.html(岩波書店と新卒採用問題)

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コメント

>著者等の紹介を得ることが難しい応募希望者についても、採用担当部門で話を聴いた上で、応募機会の確保を図っていること。

という情報を初めから公開しているならば誰も問題にしなかったと思われます。基準を満たしていなくとも、飛び込み営業をかけてくるような「熱意ある学生」を岩波は求めていますということでしょうか?

ともあれ、このように回答したということは、人事部にかかってきた飛び込み応募電話を無碍に断れなくなるわけですが。

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