内藤直人さん@連合総研の拙著書評
連合総研の機関誌『DIO』268号に、内藤直人さんによる拙著『日本の雇用と労働法』の書評が載っています。現時点ではまだ連合総研のサイトにアップされていませんが、週明けにはアップされるでしょう。
内藤さんは電機連合から連合総研に来ている方で、
読み始めにやや強引かと感じられた「メンバーシップ型」と「ジョブ型」とを対比させる視点であるが、読み進めていくとなるほどと思わせる指摘が随所に見られ、日本型雇用システムの特徴や課題を的確に捉えつつ、「二つの文化」を橋渡しすることに成功している。
と評していただいた上で、
評者が個人的に関心があるのは、本書の最後に述べられている非正規労働者と集団的労使関係システムの今後についてである。
・・・この問題は、労働組合が持つ労働者代表機能への評価とも深く関わっており、難しい問題である。残念ながら本書では詳細に触れられていないが、是非詳しく著者の考えを知りたいところである。
と述べられています。
この点は、まさに前著『新しい労働社会』の最終章でも取り上げた点であり、現在もいろいろな形で検討を進められているところです。
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