75歳まで働こう@スウェーデン首相
ロイター電。
http://www.reuters.com/article/2012/02/07/us-sweden-pension-idUSTRE81618X20120207(Work to 75? Swedish PM pension remarks spark furor)
(Reuters) - Sweden's Prime Minister Fredrik Reinfeldt said people should work till they are 75 rather than expect to retire at 65, sparking a furor in a country that prides itself on its cradle-to-grave welfare system.
スウェーデンのフレデリック・ラインフェルト首相は、国民は65歳で引退するんじゃなくて、75歳まで働くべきだと語り、揺りかごから墓場までを誇る福祉国家で怒りが爆発している。
"The view of the Left is that when work becomes too difficult you take early retirement or some other kind of benefit. I would rather say that when the job becomes too difficult you should do some other kind of work," he added.
「左翼の発想は、働くのがしんどくなったら早期退職して何かほかの給付をもらおうということだ。私はむしろ働くのがしんどくなったら何かほかの仕事をすべきだといいたい」
Reinfeldt said Sweden had to face the fact that people were living longer and that to maintain current levels of welfare and pension payment they would also have to work longer.
スウェーデン人は、人々が長生きするようになり、現在の福祉や年金の支給を維持するためにはもっと長く働かなければならないという事実に正面から向き合うべきだ、とラインフェルトは語った。
まあ、当たり前のことですけどね。
少なくともラインフェルト首相の基準では、私は左翼ではなさそうです。
日本には、高齢者を引退させたくて仕方がない評論家諸氏が居ますが、彼らはどっち翼なんですかね。
« 失敗した理念の勝利@欧州労研 | トップページ | voiceがないならexit »
富士通総研が、企業は高齢者を再雇用して社会貢献する場を与えるべきとの論文を出している。
以上のように考えると超高齢社会において企業が果たすべき役割も、当然ながら変わっ
てこよう。東京大学ジェロントロジー・コンソーシアム(2011)の付録Ⅰ(社会保障グループ
の報告書)で指摘されているように、超高齢社会で企業が果たすことが可能な役割とは税
や社会保険料の支払いを通じた財政的な社会保障制度への貢献だけでなく、イノベーションに挑戦し続けながら、健康サービスや介護サービス、そのほか医療に関連するサービスや財を供給することや職場環境や工場周辺の環境を維持・改善し、従業員や地域住民の健康に貢献すること、高齢者や(本人または家族が)病気・障害を抱える人の雇用といったこと
が挙げられる。特にイノベーションやサービス・財の提供、雇用は企業でなければ行うことが難しく、これらにこそ企業の果たすべき役割があると考えられる。
http://jp.fujitsu.com/group/fri/downloads/report/research/2012/no389.pdf
投稿: あいうえお | 2012年5月17日 (木) 07時58分