いま再掲載するなら・・・
「日本の自殺」よりも、「現代の魔女狩り」の方が、数倍リアリティがあると思うな。
狩られる魔女を入れ替えただけで、全く同じ構造の事態が次々に起こっているわけで。
まあ、朝日新聞とのタッグで売るには、こっちの方が商品価値があるんでしょうが。
(参考)
昭和四十年代における現代日本の魔女狩り現象のなかで、最も簡単にこのマス・ヒステリーに付和雷同したのは、生活経験の稀薄な一部の青年学生層や婦人層、言葉に酔い易い一部のジャーナリストや『進歩的文化人』、生活者としては脱落した不平不満分子や左翼諸団体の寄生生活者、依存人たちの一群であった。これに対して、大多数の健全な生活者たち、ビジネスマンや農民たちはマス・ヒステリーに感染することが少なかった。いずれにせよ、われわれは、今後、依存心や受動的な『消費者』を大量生産するような仕組みではなく、濃い生活経験に裏づけられた活力ある生活者を育むことのできるような社会の仕組みに、高度産業文明の軌道を修正していかなければならないのであろう
部品を幾つか入れ替えれば、当時じゃなく現代の魔女狩り現象にもそのまま適用できそうです。「生活経験の希薄な」とか「言葉に酔い易い」という形容詞は、形容される名詞を少し入れ替えただけで、ぴったりという感じ。いやあ、ほんとに「濃い生活経験に裏づけられた」まっとうな政治家が欲しいなあ。
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なんのお話…??と思ったら
文芸春秋の営業(広告)でしたか
”「文芸春秋」が37年前の論文「日本の自殺」を再掲載 朝日新聞の「エール」に応える”
http://www.j-cast.com/2012/02/10121857.html
投稿: 匿名 | 2012年2月15日 (水) 13時23分
>いやあ、ほんとに「濃い生活経験に裏づけられた」まっとうな政治家が欲しいなあ。
こんなことを書くのは余りにも無茶ですけれども、そこまでおっしゃるのを読んでしまうと、生活経験が豊富そうで尚且つ政治的な事柄の研究をなされている萱野稔人さんが、濱口さんの怖がる人と論戦するという状況が待ち遠しくなりますね。リベサヨ的な山口二郎さんが論戦をするよりかは実のあるものになりそうですね。
投稿: 小野山 | 2012年2月15日 (水) 23時21分