女性にキャリアがなくて、日本に明日があるか@ニッチモ
リクルートエージェントの雑誌『HRmics』11号は、「女性にキャリアがなくて、日本に明日があるか」と啖呵を切っています。
ここでは、「まとめ」の冒頭の文章を。
10年前よりもだいぶ薄まってきてはいるが、企業の中は、今でもやはり男社会が蔓延っている。
・・・別に、男性がオトコの既得権益を手放さないためにそういうことになっているわけではない。そうではなくて、出来上がってしまったビジネスの仕組み、男の先輩が男の後輩を指導し、男の顧客と接するということが前提となっているために、そこに少数者としての女性が入ると、システム全体が混乱するため、というのが正解だろう。
そして、「男社会」で長く過ごすと、男女ともにこの仕組みを当たり前と思うようになっていく。だから、ますますそこから抜け出しづらくなる。・・・
あと、この号の「人事を変えたこの一冊」は、八代尚宏さんの『雇用改革の時代』です。荻野進介さんの書評とそれに対する八代尚宏さんの返信が載っています。もっとも、既に中公新書ラクレの『名著で読み解く日本人はどのように仕事をしてきたか』の最後から二番目に収録されていますが。ちなみに、同書の最後のわたくしの『新しい労働社会』についての書評と返信は、次号に載る予定です。
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コメント
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女性キャリアが男性と同じくらい、あるいはそれ以上に働くことに異論はありませんが、女性らしさを誇っていただきたいと思います。
烏の一団のように女性が黒いリクルートスーツに身をつつみ、闊歩する様は異様です。働く場にあっても、慎ましくも女性らしい輝きを放って頂きたいと願います。
政治の場においても企業の場においても女性の活躍が求められています。戦後の日本社会あるいは企業社会で欠けているのは“生活”という視点です。女性の視点からの改革に期待するところです。
投稿: hiro | 2012年2月20日 (月) 21時05分