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2012年1月28日 (土)

自分とは関係のない「国」が悪い・・・

「猪飼周平の細々と間違いを直すブログ」に、「原発震災に対する支援とは何か―福島第一原発事故から10ヶ月後の現状の整理」という大変長い文章が載っています。

http://ikai-hosoboso.blogspot.com/2012/01/10.html

猪飼さんが「昨年7月以来細々と関わってきた原発震災に対する支援活動に関して自分なりに現状を整理しようとしたもの」で、大変興味深い指摘がたくさんあるのですが、その中で、より一般的な、というか、今日の政治の根っこにある課題に関わる重要な指摘があります。

>私の理解では、問題は2点である。1つは、国民が総じて福島の人びとの被曝に対して冷淡であるということである。財源が調達できないということは、結局のところ福島の人びとに対して十分な税金が投入されるということについて、国民的合意ができないということである。原発震災の責任が国にあるということは、国民全体が責任を負うということに他ならない。だが、このような意識は日本人には総じて希薄であり、自分とは関係のない「国」が悪いと思っているようにみえる。除染の責任を取るのも、自分ではない「国」であって、自分は関係ないと思っているようにみえる。そして、このような国民の態度は、結局のところ国が除染のための財源を確保することを不可能にしてしまう。

もう1つの問題は、現在の民主党政権に、福島の人びとに冷淡な態度を取る国民に責任を取ることを呼びかけるだけのリーダーシップが欠けているということである。国の取るべき立場は2正面的なものである。一方では、原発震災の責任者として福島の人びとに対して謝罪し、償いを約束しなければならないが、他方では、その究極的責任が国民にあるということを国民に納得させなければならない。残念ながら、そのような芸当をすることは非常に難しいことであるように思われる。

考えてみれば、現下の課題の税と社会保障の問題にしても、突き詰めれば、「自分とは関係のない「国」が悪い」という国民の意識を正すどころか、むしろそれを煽り立ててきた無責任な政治言説の行き着くところの果てであるように思われます。

「自分とは関係のない「国」が悪い」と煽り立ててきた張本人が、いざ自分自身がその「国」の立場に立ってしまって、「責任が国にあるということは、国民全体が責任を負うということに他ならない」という、本来ごくごくまっとうなことを言い出したら、今度は攻守ところを代えて、新たな無責任勢力から「自分とは関係のない「国」が悪い」と攻撃されて言葉を失っている姿・・・。

さて、この永遠回帰の無間地獄からどうやって抜け出しますかね・・・。

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