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2011年12月25日 (日)

民間ガーの理想の国は共産主義?

黒川滋さんが久しぶりに公務員賃金問題について述べています。

http://kurokawashigeru.air-nifty.com/blog/2011/12/1225-0af7.html(復興財源のための国家公務員の賃下げが進まないのは野田首相だけの責任か)

本論の後のこの一節が、近頃やたらに政界やマスコミ界に流行る「民間ガー」の精神的故郷のありかをよく示しています。

>グローバリゼーションに心酔している人ほど、公務員の賃金を政治的圧力で一方的に引き下げられると勘違いしている。しかしこうした方々は多くの国で公務員賃金は労使関係で決定されていることを認識していない。政治的に引き下げられるという誤解は共産国と日本だけの独特の発想である。
公務員賃金を下げたいということなら、労使の話し合いで合意していくしかない。そのためには彼らが最も忌み嫌う労働組合に交渉権を認めて、きちんと話し合っていくように制度改正すべきなのだ。

民間ガー諸氏の脳内で理想像とされているらしい法制度というのは、日本国も含めてまともな先進資本主義国では考えられないような代物で、たぶん一番それに近いのは、共産党独裁国家なのでしょうが、なぜか、そういう民間ガーに限って、自分の脳内では、自分の姿と一番よく似ている共産主義と英雄的に闘っているつもりになっているという不思議な状況。

まあ、世の中にはよく見られる現象といえましょうか。

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コメント

皆さんの中では、公務員は「労働者」に入っていないのです。「公僕」、すなわち「みんなのしもべ」なのです。しもべの生殺与奪の権利はご主人様が持っています。
ご主人様って誰だっけ。

>皆さんの中では、公務員は「労働者」に入っていないのです。「公僕」、すなわち「みんなのしもべ」なのです。しもべの生殺与奪の権利はご主人様が持っています。

なるほど、ブラック企業が無くならないのも道理だ。それこそ「ご主人様」のためなら人権も労働基準法も無視、ってのでは首尾一貫しているんだし。

<橋下大阪市長>施政方針演説(5)=政治と行政

毎日新聞 12月28日(水)20時2分配信

【政治と行政】
(中略)
私自身は非常にしつこい性格でありまして、もう一言、組合について述べさせてもらいたいと思うのですが、大阪市役所のこの組合の体質というものが、今の全国の公務員の組合の体質の象徴だと思っております。ギリシャをみてください。公務員、公務員の組合というものをのさばらしておくと国が破綻してしまいます。ですから、大阪市役所の組合を徹底的に市民感覚にあうように是正、改善していくことによって、日本全国の公務員の組合を改めていく、そのことにしか日本の再生の道はないというふうに思っております。

 大阪都構想と組合の是正、これによって日本再生を果たしていきたいと思っております。.

・・・・

 よくわからないが、ギリシアの公務員の労働組合って、そんなに国民から総スカンなんだろうか?
 別に自治労というような個別の組合活動の中身自体を擁護するつもりはさらさらないが、使用者対労働者という観点から、基本的な人権として、労働条件などについて使用者側に、個々の労働者の弱い立場をこえて、「労働者」の立場を主張するのが、労働組合の役割じゃないのだろうか?
 ギリシアでも、それは認められているのでは?

 サッチャーが、イギリスの強力な炭鉱労働組合を弱体化させたひそみにならうということだろうか?日本の労働組合っていうのは、そんなに諸悪の根源で、使用者側が国民の意を呈していて、正義を独り占めしているんだろうか?

 最近でも、弱体化したのかもしれないが、それでも、イギリスでも、公務員組合が年金の引き下げでデモやストをしていたことが報道されているが、それについて、そんなに敵視することだろうか?労働者側の主張として、当然ではないのか?

 奴隷制では、効率があがらないので、賃労働になったという歴史を忘れた、この演説が、拍手喝采をうける、この状況には、空恐ろしいものを感じざるを得ない。
 そこには、対話によって、お互いに譲りあうという可能性がみえない。
 深く憂慮する。
 ミンカンガーの大好きなアメリカにだって、労働組合は存在すると思ったが・・。


ここまで「労働組合」叩きに賛同が集まるのも仕方ないかと思います。

労働組合自体も社会の産業構造の変化に対応できていなかったですし
なにより
右肩上がりの中では存在感を発揮できないま「官僚化」してしまい
いざ必要となったときに「労働組合」そのものを守る方向にいってしまった。

そういう状況では組織率も下がって当然ですし、
労働者側でも嫌うどころか、存在感・必要性を感じない
人間が出てきてもしょうが無いと思う訳で

労働組合側も創立の事由の真の根本に立ち返って
何をすべきか、何を守るべきか
真摯に反省してシバキ派に負けない速さで実行すべきだと思います

 「公務員が叩かれている」なんて被害妄想でしょう。その証拠に、公務員になりたいという人が殺到しているじゃないですか。もし、そんなに公務員が叩かれているのなら、公務員になりたいなんという人がこんなにいっぱいいるわけないでしょう。
 公務員の利権を守るってことは、イコール住民を犠牲にするってことですからねえ。堂々と「公務員の利権を守れ!」といっていたら、まともな住民からは嫌われるのは当たり前です。

日本の民間労組は御用組合が多いですからね。
そういうものが普通と考えている人も多いんでしょう。

で、橋下ですが、労働組合は使用者側とは独立した組織ですから、市長があれこれ言える立場ではないのですが。民間で組合に口出したら、それこそ不当労働行為になりかねないでしょう。公務員の場合、正式には「職員団体」で「労働組合」ではないのかもしれませんが。

>CramClam様
>「公務員が叩かれている」なんて被害妄想でしょう。
>もし、そんなに公務員が叩かれているのなら、公務員になりたいなんという人がこんなにいっぱいいるわけないでしょう。

貴方は以前、以下のエントリで
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-00bc.html
>鬼木さんが書いているほど、国民が公務員の仕事っぷりをよく知っているのなら、なぜこれほど公務員に対する非難の声が高いんでしょうか。
とか
>国民が十分に公務員の仕事を理解した上で、これほど厳しく公務員が批判されているのですから、
……等と仰っておられましたが、上記のコメントは撤回されるのですか? この短期間で貴方のご見解が180度変わったのかもしれませんが、それならそれで、今までの貴方のコメントへの批判に対し、何らかの釈明をなさった方が宜しいのではと存じます。

公務員の給料だけでは食えないという世の中が理想なのでしょうか。

副業許してくれればいいのですけれど。

あとは「魚心あれば水心」とか。

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