労働組合員ついに1000万人割れ
本日、労働組合基礎調査が公表されました。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/roushi/kiso/11/dl/gaikyou.pdf
例年、真っ先に報じられるのは組織率がどうなったかですが、残念ながら今年は東日本大震災のために岩手、宮城、福島の労働力調査が行われていないために、組織率の数字は載っていません(実は後ろの方に、この3県を除いた数字で18.4%という参考数字を示しては居ますが)。
で、その代わりに実数値を見ると、労働組合員数が昨年の1005.4万人から、996.1万人に93万人、0.9%減少しています。久しぶりの大きな減少幅です。
こういう風に全体の組合員数が減る中で、パート組合員が昨年の72.6万人から77.6万人に増加しているのは、一筋の希望ということでしょうか。
附表の団体ごとの増減状況を見ると、電機連合が65.9万人から64.1万人に大きく減らしているのが目に付きます。福島浜通りから北に連なる電機ベルト地帯が大震災と原発で大きな影響を受けたことを物語っていますね。
そして、全建総連がそれ以上に64.6万人から60.8万人に落ち込んでいるのも、建設業者の受けた打撃を示しています。
こういう中でUIゼンセンがそれでも105.8万人から106.9万人に増やしているのは、底力ですかね。
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コメント
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やっぱりサービス業は全般的に推定組織率が低いすなあ。
宿泊・飲食なんて4.2%ですしね。
パートとかアルバイトが分母に組み込まれてるのが原因でしょうか?
でも見れば見るほど
ブラック率が高そうな産業ほどゴニョゴニョ
投稿: Dursan | 2011年12月23日 (金) 07時42分