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2011年12月 4日 (日)

グローバル経済のもとで「分厚い中間層」を復活するために

Wcms_151271本日から、京都において、第15回ILOアジア太平洋地域会議が開催されています。

ILOのホームページでは、関係の資料等がアップされていますので、、見ていただければと思いますが、

http://www.ilo.org/global/meetings-and-events/regional-meetings/asia/aprm-15/lang--en/index.htm(15th Asia and the Pacific Regional Meeting, Kyoto, Japan, 4-7 December 2011 )

>The 15th Asia and the Pacific Regional Meeting of the International Labour Organization originally planned for April this year and postponed following the devastating earthquake and tsunami that struck Japan, will now be held from Sunday, 4 to Wednesday, 7 December 2011 in Kyoto, Japan at the Kyoto International Conference Center (ICC Kyoto).

そのオープニングセッションで、ソマヴィアILO事務局長に続いて演説した野田首相の演説内容が、首相官邸HPにアップされていますので、両者ともリンクを張って、若干引用しておきましょう。

まずソマヴィアさんですが、

http://www.ilo.org/wcmsp5/groups/public/---asia/---ro-bangkok/documents/statement/wcms_169455.pdf

>Ways forward for inclusive growth

Let me focus on a few of the key policy challenges covered in the report to the
Conference that you will address along with the steps needed to shape a model of
growth that is more socially and economically efficient.

First, a more efficient, more equitable, job rich growth pattern

Second, building and strengthening social protection floors, to protect in particular
the most vulnerable and poorest

Third, unlocking the potential of SMEs

Fourth, supporting the development of Green Jobs and a just transition to a low
carbon economy.

Fifth, establishing more inclusive and fairer labour markets which uphold
international labour standards and rights at work with social dialogue at the core.

Sixth, supporting regional cooperation and integration - And I am happy that Surin
Pitsuwan, Secretary General of ASEAN will be joining us tomorrow.

And finally, promoting decent employment opportunities for youth

みんなを包み込む成長への道、

それは、より能率的でより公正な仕事に満ちた成長、

もっとも弱い立場で貧しい人々のための社会保障、

中小企業のポテンシャルを生かし、

環境に優しい仕事を産みだし、

国際労働基準と職場の権利を守り労使の対話を核とする公正な職場、

そして、若者のまともな(decent)雇用機会を促進することだ

野田首相の演説はこちらです。

http://www.kantei.go.jp/jp/noda/statement/201112/04ilo.html

>我が国では、古くから、働くことは単に賃金を得るためだけではなく、何かを成し遂げる達成感、あるいは社会に役立つことの喜びをもたらすものと考えられてきました。

 これは「ディーセント・ワーク」の考え方と底流で通じるものがあると考えます。働きがいのある人間らしい仕事に自分の居場所を見いだし、活躍の出番に誇りを持つ。これは皆様の母国でも同じように求められていることだと思います。

 雇用には、人々の生活を支え、豊かにするという経済的な側面と共に、働くことを通じて人々に「居場所」と「誇り」を提供するという社会的な意義があります。「分厚い中間層」を復活させることは、一人ひとりがその能力を発揮できる場を作るという意味合いを含んでいます。

  グローバル経済の下で、「中間層」は様々な試練に直面しています。しかし、その厚みを増していく経済社会を構想し、その実現を図ることは決して不可能ではありません。その実現のためには、雇用の質を守り、セーフティネットを拡げ、人への投資を大切にすること、すなわちディーセント・ワークを基盤とすることが欠かせません。そして、成長によるパイの拡大を目指しながらも、それを自己目的化せず、格差を固定化せず、貧困を生まない社会を目指し、社会参加の機会と経済成長の果実がすべての人にいきわたる社会を実現させることにあります。

 日本は、国内の「分厚い中間層」の復活を端緒として、世界へと広げるための貢献を続けていきます。将来の世代へも持続可能な未来へ向けて、すべての人が希望と誇りを抱くことのできるアジア太平洋の地域づくりに共に取り組んでいこうではありませんか。

(参考)

Ilowp本エントリとあまり関係ありませんが、ILOのホームページへご訪問の際は、ついでにわたくしと荻野登さん(@JILPT)とで書いたワーキングペーパー「Non-regular work: Trends, labour law policy,and industrial relations developments –The case of Japan」をご笑覧いただければ、望外の幸いです。

http://www.ilo.org/wcmsp5/groups/public/---ed_dialogue/---dialogue/documents/publication/wcms_166735.pdf

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