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2011年12月25日 (日)

パイを増やすことと分けることは矛盾しない

暴言日記さんが、「経済成長の前にまずパイを分けることを考えるべき 」と論じています。

http://blogs.yahoo.co.jp/zhang_r/29982716.html

実は、こういう形で経済成長そのものに対する否定的な議論が蔓延すること自体に、私はむしろ危惧を感じます。

いや、ここで暴言日記さんが

>だいたい、パイをどう分けるかというのをグダグダ考え続けるのが、自由で民主的な国家というものだろう。「パイを増やす」ことで、そういう困難な話から逃げ続けられるとでも思っているのだろうか。「パイを分けること」を、なんか汚らしい政治権力闘争みたいに思っている時点で、はっきり言って中二病である。おそらく、どうパイを分けようかということで、国民的な議論をあれこれと重ねていくことが、「めんどくさい」とか「綺麗事」だとか思っているのだろう。

と、パイの分け方論を忌避する手合いを批判していることには共感するのですが、それが

>「経済成長」を最初の一行に持ってくる人たちの冷徹さや無神経さには、正直憤りを禁じ得ない。

という言葉になって発せられると、やや問題が出てくるという気がします。

大事なのは、パイが焼けたら公平に分けようね、とみんなで合意してパイを焼き始めることで、パイの分け方論がパイを焼かない理屈になってしまうと、それもまたまずいわけです。

暴言日記さんがそうであるわけではないのですが、こういう「成長」を否定するかの如きものの言い方は、なまじ世の中に本気汁の反成長論者というのもいるために、パイの分け方が大事だと言ってる議論を、意識的にか無意識的にか、成長それ自体を根本的に否定している議論だと描き出す傾向にあるだけに、注意した方がいいと思われます。

このあたりは、実は昔懐かしい生産性向上運動の頃の議論の、やや別次元でのデジャブみたいなところもあるのですが、それはまた別の機会に。

(追記)

http://blogs.yahoo.co.jp/zhang_r/29994274.html(根っこは経済成長万歳)

>いや根っこでは「経済成長」万歳の単純人間なんですよ、私は。「成長社会ではなく共生社会」とかいう本を見ると反吐が出るタイプで、・・・もっと単純に人々の生活が「楽」になる話をしてほしいわけです。

>しかし、「経済成長」を積極的に掲げている人たちがそういう話をしているかというと、実はあまりしていない。生活が楽になる話よりも、日銀や財務省などの愚痴や悪口ばかりで、さらにみんなの党とか橋下市長とか、シバキ主義的な人たちの物言いに、意外なほど寛容なんですね。こういう人たちが「経済成長」という言葉を振り回している以上、この言葉を使わないわけです。

気持ちはまったくよく分かるのですが、そういう理由で「成長」という言葉を使わないでいると、「反吐の出る」「共生」バンザイの「反成長派」と一緒にされてしまうという危惧なわけで。

いや、「成長」を掲げてシバキ主義を振り回すたぐいの人々にどう思われるかなどどうでもよいのですが、世間一般の人々に反成長論者と一緒くたにされるのは、よろしくないと思うのですよ。

どちらかというと、暴言日記さんの

>成長と分配は話が別という人たちも、人々の生活を楽にしながら成長するというプロセスを真面目に考えなければ、また反経済成長論が盛り上がるだけなのか何でわからないのか叱り飛ばしたくなります。

というのが、シバキ系成長派の人々に向かっての言葉であるのに対して、私はあんまりそちら方面に語りかける気持ちはなくて、世間普通の生活を楽にしたいと思っている人向けに言葉が通ればそれでいいと思っているものですから・・・。

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