経営資源としての労使コミュニケーション@JILPTフォーラム
労働政策研究・研修機構が定期的に開催している労働政策フォーラムですが、次回は来年1月24日(火曜日)に、「経営資源としての労使コミュニケーション」というテーマで行います。
http://www.jil.go.jp/event/ro_forum/20120124/info/index.htm
良好な労使関係を築くことは、企業の発展、労働条件の向上にとって重要です。企業を危機から救うにも、さらなる発展に導くにも、労使が一体感と共通の方向性を持つことが不可欠です。信頼関係と良き緊張感のある労使コミュニケーションは大きな「経営資源」となります。
本フォーラムでは、わが国の労使関係の現状を明らかにするとともに、これからの労使関係はどうあるべきかを研究者、労働組合、経営者の視点から議論します。
日時 2012年1月24日(火曜)13時30分~17時00分(開場13時) 会場 浜離宮朝日ホール 小ホール
プログラムは次の通りです。
基調報告
我が国の労使関係の過去・現在・未来 濱口桂一郎 労働政策研究・研修機構統括研究員
研究報告
労使関係のフロンティア―労働組合の羅針盤 呉 学殊 労働政策研究・研修機構主任研究員
事例報告
資生堂労働組合の取り組み~イキイキと活力ある職場づくり~ 赤塚 一 資生堂労働組合中央執行委員長
連結経営下、個別最適から全体最適へ~グループでシンフォニーを奏でよう~ 恩田 茂 ケンウッドグループユニオン中央執行委員長
好ましい企業風土づくりは、経営者の経営姿勢の確立からはじまる 山田 茂 株式会社山田製作所代表取締役社長
パネルディスカッション
パネリスト:
赤塚 一 資生堂労働組合中央執行委員長
恩田 茂 ケンウッドグループユニオン中央執行委員長
山田 茂 株式会社山田製作所代表取締役社長
呉 学殊 労働政策研究・研修機構主任研究員
コーディネーター:
濱口桂一郎 労働政策研究・研修機構統括研究員
ということで、一応わたくしが基調報告とパネルのコーディネーターを務めますが、事例報告のお三方を見れば分かるように、メイン報告者の呉学殊さんが調査してきた資生堂、ケンウッド、山田製作所の労使関係、労使コミュニケーションの姿から、これからのあるべき労使関係、労使コミュニケーションを考えるというのがメインテーマです。
資生堂と山田製作所の事例については、先日刊行され、本日増刷したらしい、呉さんの『労使関係のフロンティア』に収録されていますし、
ケンウッドのグループユニオンの事例は、『ビジネス・レーバートレンド』の 先月号に載っています(既にPDFファイルで読めるようになっています)。
これらはいずれも、「信頼関係と良き緊張感のある労使コミュニケーション」のグッド・プラクティスといえましょう。
http://www.jil.go.jp/kokunai/blt/backnumber/2011/11/index.htm
集団的労使関係の再構築という課題に関心をお持ちの皆さまの参加をお待ちしております。
申込みは、このリンク先からできます。
« 森岡孝二『就職とは何か』 | トップページ | パワハラは原則合法? »
コメント