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2011年11月 4日 (金)

スイスのジョブ型社会

Img_742631331080 田中萬年さんが、「スイスの職業訓練」というエントリで、swissinfo.chの記事を紹介されています。

http://d.hatena.ne.jp/t1mannen/20111104/1320358092(スイスの職業訓練―高校進学だけが人生ではない)

http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=31399692(スイスの職業訓練―高校進学だけが人生ではない)

最初につまらない雑知識を。ヨーロッパを走っていると、「CH」という国ナンバーの車を見かけます。思わず、「ちぇこ・・・」とか思ったあなたは間違い。正解はスイスなんです。なんでスイスが「CH」かって?ご存知の通り、スイスには公用語が4つありますが、そのどれにしても角が立つので、ラテン語の略称にしているんですね。スイス連邦のことをラテン語で「Confederatio Helvetica」というのです。その「.ch」がURLの国名コードになっているこのサイトは、スイスの広報サイトです。

ということで、中身ですが、

>大学進学に繋がる高校進学だけが人生ではない。スイスの若者の大半はわずか十代半ばで自分の道を決め、希望の職種がある会社に見習いとして入る。

>職業訓練というと、親方の元、厳しい指導を受けながら一人前の職人に成長していくような古典的イメージがあるかもしれないが、スイスでは今日かなり制度化している。

 現在、スイスでは22の分野で約230種類の職種が公式に認められており、若者はその中で自分に合う職種を選ぶ。それぞれの職種には各州が管轄する能力資格試験があり、それに合格すれば職人としての第一歩を踏み出すことができる。

 どの職業にどんなスキルや知識が必要なのかは各州が定めており、どの職業訓練にも企業での見習いと職業訓練学校での授業が必須だ。そのため、ゲーリガーさんは眼鏡店での見習いと並行して、1週間のうち1日は職業訓練学校に通い、数学や物理、眼鏡の材質や技術、目の構造など理論を学んでいる。仕事に勉強にと、覚えることがたくさんあって疲れてしまわないのだろうか。「全然、疲れない。それどころか、毎日が充実していて、楽しい」。ゲーリガーさんは屈託のない笑顔を見せる。

本格的なジョブ型社会というのは、ここまで社会構造全体がジョブ型になっているということですね。

>連邦統計局(BFS/OFS)の2008年/09年の調査によると、高校に進学して大学入学を目指す若者が近年増えてはいる。だが、ゲーリガーさんのように中学卒業後、職業訓練の道に進む若者は7割と10代の若者の大半を占め、その数は安定している。

 その背景には、労働市場に直結した知識や技術を学んだ職業訓練修了生の需要が高いこと、また、職業訓練修了生向けの応用科学大学などに進学することで、社会的・経済的地位の高い資格が得られる点がある。

 給料はどんな教育レベルを終了したかで違ってくるものの、連邦統計局2008年の発表では、職業訓練を終了した人の給料は全国平均で月5418フラン(約47万円)、応用科学大学卒業者の平均は月7684フラン(約66万円)と高い(ちなみに、連邦および州立大学卒業者の給料平均は月8132フラン/約70万円)。

 スイス社会福祉会議(SKOS/CSIAS)発表のスイスの貧困ラインが月約2400フラン(約21万円)であることを考えれば、職業訓練を終了するだけでも社会でしっかり生きていけるだけの給料がもらえることが分かる。

ここまでの受け皿があってこそ、誰もが安心して職業訓練の道を歩むわけです。

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コメント

おっさんの再訓練はどんな感じになっているんでしょうかねぇ

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