マンション管理組合並みの国家
でも、考えてみれば、リバタリアンな人々の、アナルコ・キャピキャピな国家像って、まさしくマンション管理組合並みのものなのかも知れないな。およそ暴力装置という契機を欠いた平板な国家像。
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-143d.html(警察を民営化したらやくざである)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-2b5c.html(それは「やくざ」の定義次第)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-037c.html(アナルコキャピタリズムへの道は善意で敷き詰められている?)
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-48c2.html(人間という生き物から脅迫の契機をなくせるか?)
いや、国家をこともあろうにマンション管理組合になぞらえた人は、そういうアナキャピな思想から口走ったわけではなさそうですけど、ものごとをそれにふさわしい枠組みで考えることができないという点では似たようなものかも知れません。
(参考)
http://agora-web.jp/archives/1400452.html(インチキ経済理論を見抜く簡単な方法)
>このような誤りを簡単に確認するには、国の替わりにマンションの管理組合を考えればよい。たちどころに誤りがみつかるだろう。
国の替わりにマンション管理組合を考えて、素人さんがたちどころに見つけられる「誤り」ってのは、非常に多くの場合、単なる「トンデモ」である可能性が高いと思われます。
さまざまな対象に対してそれぞれの学問分野が成り立っているのは、伊達や酔狂だけではありませんから。
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理事長やっているからわかりますがマンション管理組合は決議によって住民を追い出すことができますが、国家は国民を捨てることはまずできませんよね。貧乏や態度不良だけでは。
投稿: きょうも歩く | 2011年11月 6日 (日) 21時38分
http://d.hatena.ne.jp/softether/20111109#p1
小児と利刀 的な
投稿: To | 2011年11月12日 (土) 10時55分